登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」の頻出論点である「汗腺」のアポクリン腺とエクリン腺の憶え方。混同しやすいので、試験ではよく問われている。間違えにくい「アホほど臭いワキガ、エグイ体臭」の語呂を紹介する。
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結論から言うと、語呂「アホほど臭いワキガ、エグイ体臭」で憶えます。
語呂の構成は以下。
「アホほど臭いワキガ」は、「アホ」が「アポクリン腺」で、ワキガは「腋窩(脇の下)」の「脇」に該当します。
言うまでもないですが、「アホ」は、「アポクリン腺」の頭文字「アポ」の「ポ」から「半濁点(要は、○)」を除いたものです。
次に、「エグイ体臭」ですが、これは、「エグイ」は「エクリン腺」で、「体臭」は、エクリン腺が「全身に分布」しているところから、もじったものです。
こんな風に、アポクリン腺とエクリン腺は、「アホほど臭いワキガ、エグイ体臭」の語呂で頭に入れると、混同しません。
本試験では、「汗腺には、腋窩などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなどの毛根がないところを含め全身に分布するアポクリン腺の2種類がある」といった出題があります。
先の語呂で憶えておけば、「腋窩=脇の下」ですから、「アホほど臭いワキガ」で「アポクリン腺」を…、
全身に分布する「エグイ体臭」ですから、「エクリン腺」と思い出すことができます。
アポクリン腺とエクリン腺は、ド頻出ではありませんが、出ることには出るので、先のくだらない語呂で頭に入れてみてください。
なお、エクリン腺ですが、よく出るのは、「精神的緊張による発汗は、手のひらや足底、脇の下の皮膚だけに起きる」です。これも、押えておきましょう。
次に、「汗腺」つながりで、以下のことも、併せて憶えておきます。
『交感神経と副交感神経は、効果器でそれぞれの神経線維の末端から神経伝達物質を放出し、効果器を作動させている。交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として放出される。』
教科書まんまの文章で頭が痛いですが、下線のところだけ、注目です。
要は、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として放出されているわけですが、これは、「汗腺→あせのせん→あせ」なんで、「“アセ”チルコリン」と憶えるってな次第です。
ときおり目にするので、ついでに憶えておきましょう。
2018年5月31日 1:33 PM
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