本問は、「人体」の「呼吸器系」についての出題です。選択肢dの「注記」を押さえてないと、最終解答を導けない問題です。他の選択肢も、そこそこ手ごわいため、難問です。復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「鼻腔の内壁は、粘膜で覆われた棚状の凸凹になっており、吸入された空気との接触面 積を広げ、効率よく適度な湿り気と温もりを与えて、乾燥した冷たい外気が流れ込むの を防いでいる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
あまり出ない記述ですが、最近では、マイナーな記述がドシドシ出題されています。
念のため、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「咽頭の後壁にある扁桃は、リンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織) が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行わ れる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「扁桃」の正しい記述です。
「ひっかけ」多発地帯です。「“咽”頭の“後”壁」なので、注意してください。
「“喉”頭の“前”壁」とかじゃないです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支といい、そこから 肺の中で複数に枝分かれする部分を肺胞という」ですが、誤った記述です。
めちゃくちゃです。配偶者か?
「喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分」が「気管」です。
んで、「肺の中で複数に枝分かれする部分」なのが「気管支」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「肺胞」ですが、「肺の内部で気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、そ の球状の袋部分」となっています。
テキストを精読しておきましょう。
選択肢dの「肺胞まで異物や細菌が侵入してきたときには、肺胞表面を自在に移動できる肺胞マク ロファージ(貪食細胞)がそれらを探しあてて取り込み、消化する防御機構が備わって いる」ですが、正しい記述です。
難問です。
「注記」からの出題です。
手引きの「注記」には…、
「ガス交換を行うため、肺胞は粘液層や線毛によって保護されておらず、」
「肺胞まで異物や細菌が侵入してきたときには、肺胞表面を自在に移動できる肺胞マクロファージ(貪食細胞)がそれらを探しあてて取り込み、消化する防御機構が備わって いる」
…となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
まったく出題実績のないところからの出題なので、戸惑うと思います。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習しておきましょう。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正」の組み合わせを探せば、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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