令和5年度(2023年度)岩手県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「企業からの副作用等の報告制度」についての問題です。選択肢aとbは、ピントがずれているように思います。ざっくり見ておけばいいでしょう。他の選択肢は、基本レベルです。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「報告すべき副作用は、使用上の注意に記載されているものに限られる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「使用上の注意に記載されているものに限られる」のところです。
手引きには…、
「医薬品の副作用は、使用上の注意に記載されているものだけとは限らず、」
「また、副作用の症状 がその医薬品の適応症状と見分けがつきにくい場合(例えば、かぜ薬による間質性肺炎など)も ある。」
…とあります。
使用上の注意に記載されていない副作用も、当然、あるわけです。
当然、それらも、報告対象になります。
まあ、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「副作用の症状がその医薬品の適応症状と見分けがつきにくい場合は、報告の対象とならない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「報告の対象とならない」のところです。
先の選択肢aでも見たように…、
「また、副作用の症状 がその医薬品の適応症状と見分けがつきにくい場合(例えば、かぜ薬による間質性肺炎など)も ある。」
…とあります。
よって、見分けがつきにくい副作用でも、報告対象です。
つーか、そういうものこそ、報告すべきですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品によるものと疑われる副作用症例の発生のうち、使用上の注意から予測でき るもので、死亡した国内事例は、15日以内に報告する必要がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
設問の場合、「15日以内」で正しいです。
「企業からの副作用等の報告制度」は、その数字がドンドコ問われており、定番論点と化しています。
「適正使用の「医薬関係者の副作用報告」と「企業からの副作用等の報告」の期限のまとめと憶え方 」で、対策を練ってください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「実務上、報告書は独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出することとされてい る。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
報告先は「厚生労働大臣」なのですが、実務上では、「総合機構」に送付することになります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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