本問は、「人体」の「肝臓」の問題です。難しい選択肢が1つありますが、他の選択肢は、基本問題です。他の選択肢が解ければ、最終解答を導けます。ただ、復習だけはしておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「肝臓で産生された胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩 類)は、タンパク質の消化を容易にする。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「タンパク質」のところです。
正しくは、「脂質」です。
カタカナ語句の働きは、正確に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、年を取ると、脂っこいものが苦手になるのも、胆汁の分泌が衰えるためかな、と個人的に思っています。
選択肢bの「肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、水溶性ビタミンである ビタミンB6、B12 等を貯蔵することができる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
ビタミンA、Dは、脂溶性ビタミンです。
ビタミンB6、B12は、水溶性ビタミンです。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、水溶性・脂溶性のところが、よく入れ替えられるので、注意してください。
ちなみに、ビタミンB6、B12の別名は、それぞれ、ピリドキシン、コバラミンです。これも出ます。
選択肢cの「小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして 蓄えられるが、その他の組織では蓄えられない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「その他の組織では蓄えられない」のところです。
難しい選択肢です。「注記」からの出題です。
手引きの「注記」には…、
「ブドウ糖からのグリコーゲン生成は、骨格筋の組織でも行われ、骨格筋もその収縮のエネルギー源としてグリコーゲンを蓄えている。」
「グリコーゲンはエネルギー源としての貯蔵効率が脂質に比べて低いため、グリコーゲンとして蓄えられたのち、 消費されない余剰分は徐々に脂質へと転換される。」
…とあります。
こんな「注記」まで、チェックできないですよねー。
やけに難しいですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において尿素に代謝 される」ですが、正しい記述です。
有体に言えば、「アミノ酸→アンモニア→尿素」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、アルコールは、「アルコール→アセトアルデヒド→酢酸」です。併せて、押えておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする