本問は、「人体」の「剤形」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「トローチやドロップは、薬効を期待する部位が口の中や喉である場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。」ですが、正しい記述です。
「トローチやドロップ」の正しい記述です。
「剤形」は、頻出論点なので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「チュアブル錠は、表面がコーティングされているので、噛み砕かずに水などで服用する。」ですが、誤った記述です。
選択肢の説明は、「顆粒剤」のものです。
「チュアブル錠」ですが、「口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる」ものです。
「チュアブル錠」の「チュア」は、チューイングガムのチューです。噛めます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある」ですが、誤った記述です。
「逆」です。
外用液剤は、患部が乾きやすいという特徴があります。
虫刺されのキンカンは、塗るとすぐに乾きますね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる。」ですが、正しい記述です。
「貼付剤」の正しい記述です。
手引きには…、
「③ 貼付剤・・・皮膚に貼り付けて用いる剤形であり、テープ剤及びパップ剤がある。」
「適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる反面、」
「適用部位にかぶれなどを起こす場合もある」
…とあります。
湿布などを思い浮かべれば、即答できるかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、以下は、手引きに載っていないので、憶えなくていいです。
テープ剤とパップ剤ですが、「粘着力の違いによって使い分ける」とのことです。
日本薬局方では皮膚に適用する製剤のうち、「テープ剤」は“ほとんど水を含まない基剤を用いる貼付剤”となっています。
んで、「パップ剤」は“水を含む基剤を用いる貼付剤”と定義されています。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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