プランタゴ・オバタは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「膨潤性瀉下成分」
「腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を目的として、」
「カルメロースナトリウム(別名カルボキシメチルセルロースナトリウム)、カルメロースカルシウム(別名カルボキシメチルセルロースカルシウム)が配合されている場合がある。」
「同様な作用を期待して、プランタゴ・オバタ(プランタゴ・オバタ(オオバコ科))の種子又は種皮のような生薬成分も用いられる。」
「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」
…と、相なります。
ご存じのように、「プランタゴ・オバタ」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に登場します。
市販薬には、「 【指定第2類医薬品】サトラックス「分包」 4g×80 」などがあります。
当該成分は、ほとんど試験に出ませんが、出題実績は、「東京都 R1 第74問」のようにあることは、あります。
昨今では、マイナー成分が正面から問われているので、見ておくことを勧めます。
優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① プランタゴ・オバタの種子又は種皮は、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに、糞便を柔らかくする目的で配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「プランタゴ・オバタの種子又は種皮は、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに、糞便を柔らかくする目的で配合される」ですが、正しい記述です。
当該プランタゴ・オバタは、あまりにマイナー成分なので、出るとしたら、基本の「成分‐名称」くらいが関の山かと思います。
「プランタゴ・オバタ‐膨潤性瀉下成分」が頭に入っていたら、試験対策的には、十分かと思います。
よって、①は、「○」となります。
なお、憶える必要はありませんが、当該プランタゴ・オバタですが、「オオバコ科オオバコ属の種子の皮」です。オオバコの1種なんですわ。
先述したように、プランタゴ・オバタは、出題実績がほとんどありません。
昨今では、「使用上の注意」がよく出ているので、先の手引きのところで挙げた…、
「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」
…は、押えておきましょう。
たとえば、「プランタゴ・オバタの効果を高めるには、使用と併せて十分な水分摂取がなされる必要がある」ってな感じです。「○」です。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【指定第2類医薬品】サトラックス「分包」 4g×80 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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