カルメロースカルシウムは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「膨潤性瀉下成分」
「腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を目的として、」
「カルメロースナトリウム(別名カルボキシメチルセルロースナトリウム)、カルメロースカルシウム(別名カルボキシメチルセルロースカルシウム)が配合されている場合がある。」
「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」
…と、相なります。
ご存じのように、「カルメロースカルシウム」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】ビオフェルミンVC 120錠 」などがあります。
当該成分は、ほとんど試験に出ません。
ただ、「関西広域連合 R1 第36問」のように、選択肢の1つに出ることもあるので、見ておくべきです。
また、マイナー成分が、ことさらに出題されている傾向からも、見ておくべきです。
優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① カルメロースカルシウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに、糞便を柔らかくする目的で配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「カルメロースカルシウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに、糞便を柔らかくする目的で配合される」ですが、正しい記述です。
試験に出るとしたら、選択肢のような、「膨潤性瀉下成分」の説明がそのまんま出るくらいかと思います。
「糞便のかさを増やす」ので、「膨潤」と憶えるといいでしょう。
よって、①は、「○」となります。
先述したように、カルメロースカルシウムは、出題実績がほとんどありません。
問われる可能性が一番高いのは、先の例題のような、「成分の説明そのまんま」問題です。
次に、別名での出題が考えられます。別名は、「カルボキシメチルセルロースカルシウム」です。
別名で、たとえば、「カルボキシメチルセルロースカルシウム ‐ 膨潤性瀉下成分」みたいな、成分と名称を問う問題が出そうです。
ガチ暗記は無用ですが、「カルメロースカルシウム=カルボキシメチルセルロースカルシウム」は、チェックしておきましょう。
次に、アレなのが、「使用上の注意」的な記述です。
昨今では、当該「使用上の注意」が目の敵になっています。
手引きの「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」のところは、押えておきましょう。
例題としては…、
「カルメロースカルシウムの効果を高めるには、水分を控えめにすることが推奨されている」
…とかです。もちろん、「×」ですね。
いつ出てもいいよう、チェックしておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第3類医薬品】ビオフェルミンVC 120錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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