登録販売者:精神神経に作用する薬 眠気を促す薬 受診勧奨等

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の「眠気を促す薬」の「受診勧奨等」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。

インデックス

  1. 手引き抜粋‐受診勧奨等
  2. コメント・ポイント
  3. 成分以外へのリンク
  4. カタカナ成分へのリンク

手引き抜粋‐受診勧奨等

 復習用に、手引きの【受診勧奨等】部分を抜粋すると…、

 【受診勧奨等

 「基本的に、不眠に対して一般用医薬品で対処することが可能なのは、特段の基礎疾患がない人における、ストレス、疲労、時差ぼけ等の睡眠リズムの乱れが原因の一時的な不眠や寝つきが悪い場合である。」

 「寝ようとして床に入ってもなかなか寝つけない(入眠障害)、」

 「睡眠時間を十分取ったつもりでもぐっすり眠った感じがしない(熟眠障害)、」

 「睡眠時間中に何度も目が覚めてしまい再び寝つくのが難しい(中途覚醒)、」

 「まだ眠りたいのに早く目が覚めてしまって寝つけない(早朝覚醒)等の』

 「症状が慢性的に続いている場合は、」

 「うつ病等の精神神経疾患や、何らかの身体疾患に起因する不眠、又は催眠鎮静薬の使いすぎによる不眠等の可能性も考えられるため、医療機関を受診させるなどの対応が必要である。」

 「なお、ブロモバレリル尿素等の鎮静成分を大量摂取したときの応急処置等は、通常の使用状況における場合とは異なり、高度な専門的判断を必要とする。」

 「関係機関の専門家に相談する、昏睡や呼吸抑制が起きているようであれば直ちに救命救急が可能な医療機関に連れて行く等の対応を取ることができるよう、十分な説明がなされるべきである。」

 「また、ブロモバレリル尿素等の反復摂取によって薬物依存の状態になっている場合は、自己の努力のみで依存からの離脱を図ることは困難であり、医療機関での診療が必要である。」

 「医薬品を本来の目的以外の意図で使用する不適正な使用(乱用)、又はその疑いがある場合における対応に関する出題については、第1章 Ⅱ-2)(不適正な使用と副作用)を参照して作成のこと。」

 …となっています。

補足‐参照規定

 文尾に、参照規定があります。

 参照先の「第1章 Ⅱ-2)(不適正な使用と副作用)」については…、

 ・不適正な使用と副作用 その1

 ・不適正な使用と副作用 その2

 …を、参考にしてください。

コメント・ポイント

 まずもって、あまり出題実績のない語句ですが、「入眠障害」と「熟眠障害」、「中途覚醒」、「早朝覚醒」は、今後、選択肢の1つに出そうなので、その中身をチェックしておきましょう。

 登録販売者定番の「語句入れ替え問題」で、出そうです。

 たとえば、「睡眠時間を十分取ったつもりでもぐっすり眠った感じがしない・・入眠障害」といった感じで出そうです。

 「×」です。正しくは、「熟眠障害」です。出そうなので、チェックしておきましょう。

 ちなみに、先の症状が慢性的に続いているときは、「受診勧奨」です。

 次に、「ブロモバレリル尿素」ですが、濫用等のおそれのある医薬品でもあり、ほとほと、要注意成分となっています。

 参考:法規:濫用等のおそれのある医薬品の憶え方

 当該相互作用のブロモバレリル尿素関連の記述も、まず出るので、何度も精読しておくべきです。

 「受診勧奨等」は、以上で終わります。

成分以外へのリンク

インデックス

総論・前文

代表的な配合成分、主な副作用

相互作用

受診勧奨等

カタカナ成分へのリンク

抗ヒスタミン成分

 ジフェンヒドラミン塩酸塩

鎮静成分

 ブロモバレリル尿素

 アリルイソプロピルアセチル尿素

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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