第2種電気工事士の筆記試験の「測定器」は頻出論点でありながら、問題の難易度は低いので、受験生にとっては“おいしい”ところです。以下、絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計の憶え方を述べてます。
測定器のうち、まず憶えなくてはならない3つは、『絶縁抵抗計(メガー)』と『接地抵抗計(アーステスタ)』と『回路計(テスタ)』で、まずは、これらの制覇を目指します。
なぜ、この3つの測定器を優先するのかというと、当該測定器は、「電気工事業法」で業者に設置が義務付けられている測定器だからです。
よて、当該3つから憶えると、法令の勉強にもなるという塩梅で、一石二鳥です。
それぞれの測定器の写真判別のポイントは、以下の通りです。
絶縁抵抗計(メガー)は、別称「メガー」といいます。
最大の特徴は、『MΩ』という表記で、これを元に、写真を判別することになります。
憶え方は、そのまんまです。
別称「メガー」なので、「M」がある。
絶縁“抵抗”計なので、抵抗ではおなじみの「Ω」がある。
こんな次第です。
先の画像の赤丸のように、『MΩ』の文字で、「絶縁抵抗計」と、判別しましょう。
接地抵抗計(アーステスタ)の判別は簡単です。
まず、3つのコードがあるところです。
3つのコードがあるのは、当該接地抵抗計と、検相器くらいしかありません。
検相器は、RSTという一大特徴があるので、言うなれば、「RSTがなくて、3本コード」が「接地抵抗計(アーステスタ)」と相なります。
参考:【画像あり】測定器(ムズカシ系)の写真判別の憶え方‐検相器・検電器
次の判別ポイントですが、接地抵抗計(アーステスタ)には、「E(アース)」と「P(ポテンシャル)」と「C(カレント)」という端子があるところです。
当該E・P・Cも、筆記では、頻出論点です。
「E」や「P」や「C」の意味や、電極の挿し方等を、必ずテキストで確認しておいてください。
最後の判別ポイントは、「緑色」です。
洗濯機や冷蔵庫でお馴染みの「アース線」ですが、これは、大概「緑色」です。
接地抵抗計(アーステスタ)にも、「緑色」のコードがあります。
緑色のコードがあるのは、当該接地抵抗計(アーステスタ)くらいです。
んなもんで、「緑色のコード=接地抵抗計(アーステスタ)」くらいに、憶えるってな寸法です。
回路計(テスタ)の判別は、「AC」と「DC」という文字の有無と、「青」と「赤」のダイヤルで判別します。
先の画像の赤丸のところです。
回路計(テスタ)は、電圧や電流、抵抗を測定する計器なので、当然、「AC」と「DC」の切り替えがあって然るべきです。
よって、「AC・DCの文字=回路計(テスタ)」と、判別するってな寸法です。
んで、色ですが、「青」と「赤」の2色は、当該回路計(テスタ)のみです。
よって、「青ダイヤル・赤ダイヤル==回路計(テスタ)」と、判別するってな寸法です。
ところで、電気ド素人は、試験勉強中、アレ、ACって直流だっけ?ってな感じで、ACとDCがごっちゃになる傾向があります。
こういう人は、「電気初学者に起きる「ACとDCのごっちゃ」の対処法」をば、参考ください。
優先順位の高い3つの測定器をまず見てきました。
まあ、ぶっちゃけ言うと、本雑文ではあまりピンと来ないでしょう。
で、最も簡単なお勉強について、言及しておきます。
それは、「ホームセンターで実物」です。
百聞は一見に如かずで、測定器は、実物を目で見て触れば、すぐに憶えられます。わたしはこの線です。
日用品の購入などでホームセンターに行った際に、おそらくは店の隅っこの方にある、測定器のコーナーに行ってみて、実物に触れてみてください。
おそらく、テキストでお馴染みのアナログのものに加えて、デジタルの測定器もあって、飽きません。
テキストを見てブツブツ唱えるよりも、「ホームセンターで実物」の方が100倍早くて楽なので、ぜひ、ホームセンターに見に行って、ついでにティッシュや洗剤といった消耗品を補充するとよいでしょう。
以上、絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計の憶え方でした。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2016年5月23日 10:08 AM
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