第2種電気工事士の筆記試験の「測定器」は頻出論点でありながら、問題の難易度は低いので、受験生にとっては“おいしい”ところです。本ページでは、測定器のうち、クランプ型電流計・照度計・周波数計・回転計の憶え方を述べていきます。
結論から言うと、クランプ型電流計・照度計・周波数計・回転計は、『カンタン系』の測定器に分類できます。
というのも、それぞれに特徴があって、とても憶えやすいからです。
上の画像のように、クランプ型電流計は、その姿形が一目でわかる独特なものなので簡単です。
カニのはさみのような形をしたもの、くらいにクランプ型電流計を捉えておけば、写真判別では区別が付くでしょう。
極端な注意点を言うと、名称に注意です。
クランプ型“電流”計です。
クランプ型電圧計や、クランプ型電気計ではないので、憶え間違いをしないようにしましょう。
資格取得後に恥をかかないためです。
ちなみに、当該クランプ型電流計は、写真鑑別以上に、その用途が問われます。
ご存知かと思いますが、クランプ型電流計には2つの用途が頻出で…、
①負荷電流の測定
②漏れ電流の測定
…上記2用途が筆記ではよく出ます。写真の姿形を憶えるとともに、上記2用途まで頭に入れておきましょう。
なお、負荷電流の測定は、中性線以外の配線をクランプし…、
漏れ電流の測定は、電源線をすべてクランプします。
また、低圧電路の漏れ電流は「1mA」に保ちます。
これらの規定もよく筆記で目にするので、必ず憶えましょう。
明るさを測る計測器です。
ですから、明るさの単位の「ルクス(LUXかLX)」が表記されています。
先の画像の赤丸にも、これは、小文字ですが、「lx」という表記が見られます。
んなもんで、当該「LUXかLX」で判別する、ってな寸法です。
明るさの単位がルクスであることを知らない人は、まあ、そういないと思われるので、当該照度計の写真判別はカンタンです。
ルクスって何?というような方は、ホームセンターの電球・蛍光灯売り場で3時間ほど過ごせばよいでしょう。
周波数計もカンタンです。
周波数計は、その名の通り、周波数を測定する計器なので、周波数を現わす「ヘルツ(Hz)」が表記されています。
先の画像には、おもくそ「Hz」という文字が見えます。
ですから、写真鑑別の出題に遭遇したら、「Hz」のアルファベットを探せばよい、と相なります。
amazon参考:uxcell 周波数計
回転計もカンタンです。
回転計はその名の通り、回転機器の回転速度を計測する計器なわけですが、毎分の回転数を表す「rpm」の表記が為されています。
先の画像の赤丸に、「rpm」という文字が見えます。
よって、当該rpmで、判別する、ってな寸法です。
当該rpmは、車やバイクのタコメーターでお馴染みかと思います。
車やバイクを乗ったことのない人は、2電工の受験生ではそういないと思うので、回転計の区別もすぐに付くかと思います。
万が一、タコメーターを見たことのない方は、たとえば、高校生の方などは、駐輪場に止めてある中型~大型バイクで、タコメーターの表記を確かめてみてください。
amazon参考:KKmoon 回転計
こんな次第で、カンタン系の計測器-クランプ型電流計・照度計・周波数計・回転計の憶え方を見てきました。
写真鑑別では、簡単に判別できるためか、超頻出ではありませんが、出たら100%点数にできるものばかりです。
取りこぼすことのない状態になっておきましょう。
以上、カンタン系の計測器の憶え方でした。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2016年5月24日 11:51 AM
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