第2種電気工事士の筆記試験の「測定器」は頻出論点でありながら、問題の難易度は低いので、受験生にとっては“おいしい”ところです。測定器のうち、ムズカシ系の検相器・検電器の憶え方を述べていきます。
結論から言うと、検相器・検電器の2計測器は、『ムズカシ系』の計測器です。
検相器・検電器は、そう身近にないため、勉強不足の受験生を落とすのに、格好の出題となっています。
当該2計測器は、意図的に狙われることを念頭に置いて、勉強してください。
結論から言うと、『検相器は、RSTで憶える』です。
検相器には、大きな特徴があって、それが、先に言う「RST」です。
先に挙げた画像にも、「RST」があります。
おおむね、当該RSTは…、
R・・・赤色
S・・・白色
T・・・青色
…ってな感じで、表記されています。
こうした塩梅で、検相器は、当該RSTで判別する、ってな寸法です。
大概の検相器には、先に言う「RST」が表記されているのですが、「ない」場合もあります。
その時は、「色・・・赤・白・青」で、判別します。
検相器ほどカラフルな測定器もないので、「RST」がないときは、「色」で、判別してください。
「検相器・・・赤白青・・・フランスの国旗色」くらいに憶えるとよいでしょう。
なお、当該検相器ですが、三相電源の相の順序(相順)を調べる計測器です。
過去問では、「相順を調べるものはどれか?」というように、モロに、「相順」という語句を問題文に入れてくることがあるので、「“相”順」だから「検“相”器」と憶えましょう。
検電器は、充電の有無を調べる計器です。
当該検電器ですが、「体温計っぽいのは、検電器」くらいに、その姿かたちに注目して、憶えるとよいでしょう。
また、「電」の字で憶えるのもいいです。
「検“電”器」だから「充“電”」ってな寸法です。
ところで、当該検電器ですが、その用途も、実によく問われます。
先に述べた「充電の有無を調べる」と一緒に、ガチで暗記してください。
最後になりますが、検電器は、主として写真鑑別にしか出されないため、手薄になりがちです。
だからこそ、出題者は、当該検電器を出題してくる、ってな次第です。
先の検相器同様に、検電器も意図的に憶えてください。本当に、よく出ています。
以上、ムズカシ系の計測器の憶え方でした。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2016年5月25日 10:29 AM
★みんなとシェアする
第2種電気工事士の「学科試験」には、「2系統」あって、「筆記方式」と「CBT方式」とがあります。 筆...続きを見る
以下の記事は、初めて第2種電気工事士を受験する新規受験組の人には意味のない内容です。読み飛ばしてくだ...続きを見る