30問‐新潟県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「妊婦及び授乳婦」についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。

30問‐妊婦及び授乳婦

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品において、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関す る評価が困難であるため、妊婦の使用については、添付文書において「相談するこ と」としているものが多い。」ですが、正しい記述です。

 「適正使用」の「相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)」を一読願います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「妊娠の有無やその可能性について、一般用医薬品の販売等において専門家が情報 提供や相談対応を行う際には、配慮する必要はない。」ですが、誤った記述です。

 配慮した方がいいですね。

 手引きには…、

 「購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、」

 「一般用医薬品の販売等において専門家が情報提供や相談対応を行う際には、十分に配慮することが必要である

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行 することが知られている」ですが、正しい記述です。

 「適正使用」の「使用しない 女性系」を参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「胎児は、母体との間に存在する胎盤を通じて栄養分を受け取っており、栄養分と と も に 母 体 の 血 液 が 胎 児 の 血 液 に 混 ざ る こ と で 母 親 が 使 用 し た 医 薬 品 の 成 分 が 移 行する」ですが、誤った記述です。

 胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)があります。

 「母 体 の 血 液 が 胎 児 の 血 液 に 混 ざ る こ と」のところが誤りです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 21問:医薬品の本質

 22問:医薬品総論

 23問:医薬品のリスク評価

 24問:健康食品

 25問:医薬品の副作用

 26問:不適正使用と有害事象

 27問:医薬品の相互作用

 28問:医薬品と食品との飲み合わせ

 29問:高齢者

 30問:妊婦及び授乳婦

 31問:プラセボ効果

 32問:医薬品の品質

 33問:一般用医薬品の役割

 34問:一般用医薬品

 35問:販売時コミュニケーション

 36問:確認基本ポイント

 37問:薬害

 38問:サリドマイド

 39問:スモン及びスモン訴訟

 40問:HIV訴訟

令和3年度 新潟県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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