第11問‐関西広域連合 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「高齢者」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第11問‐高齢者

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、おおよそ の目安として65歳以上を「高齢者」としている。」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言うように、高齢者は、「65歳以上」です。

 憶え方あります。「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」も、一読願います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の 使用によって基礎疾患の症状が悪化することはない。」ですが、誤った記述です。

 んなーこたない選択肢です。

 「適正使用」の「相談すること 高齢者」を、思い出してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「高齢者は、生理機能の衰えの度合いに個人差が小さいため、年齢から副作 用を生じるリスクがどの程度増大しているか判断することができる。」ですが、誤った記述です。

 選択肢が丸ごと違います。

 正しくは、「高 齢者であっても基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから一概に どの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい。」です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合が あり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 いわゆる「嚥下障害」です。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の効果とリスク評価

 3問:健康食品

 4問:セルフメディケーション

 5問:アレルギー

 6問:医薬品の不適正な使用と副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:購入時確認ポイント

 18問:誓いの碑

 19問:CJD及びCJD訴訟

 20問:C型肝炎及びC型肝炎訴訟

令和5年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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