午前第16問‐愛知県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「プラセボ効果(偽薬効果)」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午前第16問‐プラセボ効果(偽薬効果)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「プラセボ効果は、常に客観的に測定可能な変化として現れる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「常に客観的に測定可能な変化として現れる」のところです。

 手引きには…、

 「プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもある

 …とあります。

 「現れることもある」であって、「常に現れる」ではないです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラ セボ効果によるものも含まれている」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている

 …とあります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいものと不都合なものとがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「不都合なもの」は、「副作用」のことです。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。」ですが、正しい記述です。

 まさに、そのとおりの記述です。

 プラセボ効果は、あまりに不確実になので、プラセボ効果狙いの薬の摂取は、不適当となっています。

 よく出るので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:アレルギー(過敏反応)

 5問:セルフメディケーション

 6問:医薬品の副作用

 7問:医薬品の不適正な使用と副作用

 8問:医薬品との相互作用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:医療機関で治療を受けている人への情報提供

 14問:一般用医薬品の役割

 15問:医薬品の品質

 16問:プラセボ効果(偽薬効果)

 17問:サリドマイド

 18問:スモン訴訟及びC型肝炎訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)

令和5年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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