第24問‐島根県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「血液」についての出題です。手ごわい選択肢が多く、テキストを精読してないと、正解できないです。選択肢のすべてを解けるように、復習しておきましょう。

第24問‐血液

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「血液は、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運ぶ ほか、ホルモンの運搬によって体内各所の器官・組織相互の連絡を図る役割もある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 不安な人は、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「血漿に含まれるアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それ らが血液によって運ばれるときに代謝や排泄 を受けにくくする働きがある。」ですが、正しい記述です。

 「アルブミン」の正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 「アルブミン・グロブリン(血漿)」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質であり、血液中の二酸化炭素のほとんどは ヘモグロビンと結合することで末梢組織から肺へ運ばれる」ですが、誤った記述です。

 小難しい選択肢です。

 間違っているのは、「血液中の二酸化炭素のほとんどは ヘモグロビンと結合することで末梢組織から肺へ運ばれる」のところです。

 手引きには…、

 「ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管) で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で 酸素分子を放出する性質がある。」

 「このようなヘモグロビンの性質によって、肺で取り込 まれた酸素が、全身の組織へ供給される(二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合せず、血漿中に溶け込んで末梢組織から肺へ運ばれる)。」

 …とあります。

 括弧書きのところにより、二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合しないですし、ヘモグロビンによって肺へ運ばれるわけでもないです。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「赤血球は骨髄で産生されるが、赤血球の数が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン 量が欠乏すると、血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現 れる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「赤血球は骨髄で産生」は、押えておきましょう。

 カルシウム大事!

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択5の「食事の偏りや胃腸障害等のため赤血球の産生に必要なビタミンが不足することにより、 貧血症状が現れることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 いわゆる「ビタミン欠乏性貧血」についての記述です。

 手引きには…、

 「(貧血症状の原因としては、)食事の偏りや胃腸障害等のため赤血球の産生に必要なビタ ミンが不足することによる場合(ビタミン欠乏性貧血)や、」

 「月経過多や消化管出血等に よる血液損失等のためヘモグロビンの生合成に必要な鉄分が不足することによる場合(鉄欠乏性貧血)などがある。」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 「誤っているもの」は…、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:肝臓

 22問:大腸

 23問:呼吸器系

 24問:血液

 25問:泌尿器系

 26問:目

 27問:鼻・耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系及び筋組織

 30問:脳・神経系

 31問:医薬品の吸収

 32問:医薬品の代謝、排泄

 33問:剤形

 34問:全身的に現れる副作用

 35問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 36問:精神神経系に現れる副作用

 37問:消化器系に現れる副作用

 38問:循環器系に現れる副作用

 39問:感覚器に現れる副作用

 40問:皮膚に現れる副作用

令和5年度 島根県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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