本問は、「医薬品」の「衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ノミは、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。正しい記述です。
衛生害虫の出る県は、テキストの該当ページを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「シラミは、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法では防除 できないため、医薬品による防除が必要である」ですが、誤った記述です。
「シラミ」ですが、医薬品による防除のほかに、物理的方法もあり、選択肢の言うような、「散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理」などがあります。
江戸時代の旅人は、家に帰ると、その衣服を熱湯でゆでて、シラミを退治したとのことです。
配偶者も、一度、煮るべきですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「蒸散剤は、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。」ですが、誤った記述です。
「蒸散剤」ですが、「殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたもの である」が正しいです。
選択肢の言う「煙状又は霧状にして一度に全量放出」なのは、「燻蒸剤」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児につ いて、顔面への使用を避け、1日の使用限度(1日1回)を守って使用する必要がある」ですが、誤った記述です。
「ディート」ですが、「生後6ヶ月未満の乳児 への使用を避けることとされている」となっています。
選択肢のように、「顔面への使用を避け、1日の使用限度を守って使用する必要がある」のは、「生後6ヶ月から12歳未満までの小児」が対象です。
なお、使用限度ですが、手引きには、「6ヶ月以上2歳未満:1日1回、2歳以上12歳未満: 1日1~3回」とあります。
今後、狙われそうな数字なので、押えておきましょう。
「医薬品の数字11」も、一読願います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする