20問‐埼玉県 R2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟」についての出題です。CJDとは、「クロイツフェルト・ヤコブ病」をいいます。「基礎知識」では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。

20問‐クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 薬害の歴史は、細かいところまでが、本当によく出ます。

 テキストの該当部分は、10回は読んで、キーワードを押えておきましょう。

 「CJD訴訟」のキーワードは…、

 「脳外科手術」、「ヒト乾燥硬膜」、「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」のほか…、

 「CJDは、タンパク質の一種のプリオン」、「重篤な神経難病」などです。

 出題実績があるので、きっちり、テキストを読み込んでください。

 「CJD訴訟のポイントまとめ」も、参考願います。

選択肢a

 選択肢aの「CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられていたウシ乾燥硬膜を介してCJDに罹り患したことに対する損害賠償訴訟である」ですが、誤った記述です。

 よく出る「ひっかけ」です。

 間違っているのは、「ウシ乾燥硬膜」のところです。

 正しくは、「ヒト乾燥硬膜」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「CJDは、タンパク質の一種であるプリオンが原因であるとされている」ですが、正しい記述です。

 「ひっかけ」で、「タンパク質」のところが「ウイルス」や「細菌」となっているので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れる神経難病であるが、死に至ることはない」ですが、誤った記述です。

 CJDは、死に至ることもあります。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「CJD訴訟は、生物由来製品による感染等被害救済制度が創設される契機のひとつとなった。」ですが、正しい記述です。

 制度創設は、CJD訴訟に限らず、ド頻出論点なので、先の「CJD訴訟のポイントまとめ」などで、チェックしておいてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質・・・「ふつう」。

 2問:医薬品のリスク評価・・・「ふつう」。

 3問:医薬品のリスク評価2・・・「ふつう」。

 4問:健康食品・・・「ふつう」。

 5問:医薬品の副作用 ・・・「ふつう」。

 6問:免疫とアレルギー(過敏反応)・・・「ふつう」。

 7問:医薬品の使用・・・「ふつう」。

 8問:医薬品と食品との飲み合わせ・・・「ふつう」。

 9問:小児等・・・「ふつう」。

 10問:高齢者・・・「ふつう」。

 11問:妊婦等・・・「ふつう」。

 12問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 13問:医薬品の品質・・・「ふつう」。

 14問:販売時情報提供・・・「ふつう」。

 15問:購入者確認事項・・・「ふつう」。

 16問:販売時コミュニケーション・・・「ふつう」。

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟・・・「ふつう」。

 18問:スモン及びスモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟・・・「ふつう」。

R2 埼玉県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R2 埼玉県 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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