第10問‐沖縄県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「妊婦等」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第10問‐妊婦等

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「一般用医薬品において、妊婦の使用について「相談すること」としているものが多い理 由として、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難 なことが挙げられる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「妊娠の有無やその可能性については、購入者等にとって他人に知られたくない場合もあ ることから、登録販売者は、妊婦又は妊娠していると思われる女性に対して情報提供や相談対応を行う必要はない」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「情報提供や相談対応を行う必要はない」のところです。

 正しくは、「情報提供や相談対応を行う際には、十分に配慮することが必要」です。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行すること が知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「適正使用」の「使用しない 女性系」の論点を思い出してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先 天異常を起こす危険性が高まるとされている」ですが、正しい記述です。

 「ビタミンA」の正しい記述です。

 「医薬品」や「適正使用」でも出るので、ガチで押えておきましょう。

 参考:相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品1

 2問:医薬品2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:医薬品の副作用

 6問:医薬品の適正な使用

 7問:医薬品の相互作用

 8問:医薬品と食品

 9問:小児及び高齢者

 10問:妊婦等

 11問:プラセボ効果

 12問:医薬品の品質

 13問:一般用医薬品の定義

 14問:一般用医薬品の役割と目的

 15問:セルフメディケーション

 16問:購入者等の確認事項

 17問:販売時のコミュニケーション

 18問:サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン及びスモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和4年度 沖縄県 科目別

 ・令和4年度 沖縄県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする