本問は、「基本知識」の「サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟」についての出題です。基本知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「サリドマイド訴訟」の問題です。
「薬害」については、細かいところまで問われています。
「サリドマイド・サリドマイド訴訟のポイントまとめ+憶え方」などを参考に、対策を練っておきましょう。
選択肢1の「サリドマイド訴訟とは、糖尿病薬として販売されたサリドマイド製剤を、妊娠してい る女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損等が発生したことに対する損害賠償訴 訟である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「糖尿病薬」のところです。
正しくは、「催眠鎮静剤」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「胃腸薬」にも、入っていた時があります。
手引きには、「サリドマイドは催眠鎮静成分として承認された(その鎮静作用を目的として、胃腸薬にも 配合された)」とあります。チェックしておきましょう。
選択肢2の「サリドマイド製剤は、過去に一般用医薬品として販売されたことはない。」ですが、誤った記述です。
一般用医薬品として、販売されていました。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「サリドマイド製剤には、副作用として血管新生を妨げる作用がある。」ですが、正しい記述です。
超基本事項です。
キーワードの「血管新生を妨げる」は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「日本では、1961 年に西ドイツ企業からサリドマイド製剤の催奇形性についての勧告が 届き、同年中に出荷停止された。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「同年中に出荷停止された」のところです。
サリドマイド訴訟の争点に、「行政の対応の遅さ」があります。
出荷停止されたのは、1962年5月でした。んで、販売停止及び回収措置は同年9月でした。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、神経質になる必要はありません。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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