本問は、「基本知識」の「医薬品の性質」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。
選択肢アの「通常、薬物は単一の薬理作用を持ち、単独の薬物が主成分である医薬品を併用せずに使 用した場合には、期待される反応のみが現れる。」ですが、誤った記述です。
全体的に間違っています。
手引きには…、
「通 常、薬物は複数の薬理作用を併せ持つため、医薬品を使用した場合には、期待される有益な 反応(主作用)以外の反応が現れることがある。」
…とあります。
まあ、仮に、選択肢のようなら、副作用も「出なくなる」ことになるので、登録販売者制度も必要なくなってしまいます。
登録販売者試験が、登録販売者を否定するような問題を出さないと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気に対する抵抗力が低下し ている状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを 生じることがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の言う医薬品のケースのほか、サバ等の青魚アレルギーや配偶者アレルギーが有名ですね。奴は、アレルゲンなんですよ。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「副作用は、眠気や口渇等、容易に異変を自覚できるものばかりである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「容易に異変を自覚できるものばかりである」のところです。
手引きには…、
「副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、血液や内臓機能への影響等のよ うに、明確な自覚症状として現れないこともある」
…とあります。
「軽度の肝機能障害」や「消化性潰瘍」は、自覚症状に乏しい時があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
また、先の手引きですが、続きがあって…、
「継続して使用する場合には、特段の異常 が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していく ことも重要である。」
…となっています。
これも出そうなので、併せて、押えておきましょう。
選択肢エの「登録販売者は、購入者等から副作用の発生の経過を十分に聴いて、その後の適切な医薬 品の選択に資する情報提供を行うほか、副作用の状況次第では、購入者等に対して、速や かに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある」ですが、正しい記述です。
「受診勧奨」の正しい記述です。解説のしようがありません。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする