令和4年度(2022年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「医薬品副作用 総合1」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「接触皮膚炎は 、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっ きりしているのが特徴である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「うっ血性心不全は、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなく なり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、 咳とピンク色の痰などの症状を認める。」ですが、正しい記述です。
「うっ血性心不全」のキーワードの「ピンク色の痰」ともども、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「肝機能障害は、軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明 することが多 い。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
肝機能障害は、自覚症状に乏しいことが多いので、注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「皮膚粘膜眼症候群 は、38°C以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、ライエル症候群とも呼ばれる」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「皮膚粘膜眼症候群」のところです。
正しくは、「中毒性表皮壊死融解症」です。
「全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる」のが、中毒性表皮壊死融解症です。
「皮膚粘膜眼症候群」ですが、手引きには…、
「38°C以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で、」
「最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる」
…となっており、「全身の10%以上」ウンヌンの記述はありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、数字は、常に狙われています。「副作用の数字1」を一読をば。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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