第76問‐関西広域連合 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「精神神経系に現れる副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第76問‐精神神経系に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の副作用として現れる精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期 連用等の不適正な使用がなされた場合に限って発生し、通常の用法・用量の使用で現れることはない。」ですが、誤った記述です。

 「通常の用法・用量の使用」でも、精神神経症状の副作用が生じることがあります。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人では、医薬品によ る無菌性髄膜炎の発症リスクが高い」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「(無菌性髄膜炎は、)医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、選択肢の「全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ」は、当該無菌性髄膜炎のキーワードです。

 他県では、これらの語句が直に問われたケースもあり、たとえば、「無菌性髄膜炎の発症リスクの高くなるものはどれか?」などと出題されました。

 ガチ暗記は無用ですが、主要なキーワードは、認識できるようになっておきましょう。

選択肢c

 選択肢cの「副作用としての無菌性髄膜炎の発症は、多くの場合緩やかで、頭痛、発熱、 吐きけ、意識混濁等の症状が徐々に現れる」ですが、誤った記述です。

 無菌性髄膜炎ですが、発症は急性です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢には、無菌性髄膜炎のキーワードとも言える「首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛」もないですね。この点でも、判断できるかと思います。

選択肢d

 選択肢dの「心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感(体が ふわふわと宙に浮いたような感じ)の症状が現れることがある」ですが、正しい記述です。

 正しい記述です。「2 精神神経系に現れる副作用」の「3)その他」からの出題です。

 「副作用」は、そのすべてが出題される可能性があるので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器系

 62問:小腸

 63問:呼吸器系

 64問:循環器系

 65問:泌尿器系

 66問:目

 67問:鼻及び耳

 68問:皮膚

 69問:骨格系及び筋組織

 70問:交感神経系

 71問:薬が働く仕組み

 72問:薬の代謝、排泄

 73問:剤形

 74問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 75問:肝機能障害

 76問:精神神経系に現れる副作用

 77問:消化器系に現れる副作用

 78問:呼吸器系に現れる副作用

 79問:泌尿器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和4年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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