登録販売者 鹿児島県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第62問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

鹿児島県 第62問‐解熱鎮痛薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「一般用医薬品のイブプロフェン製剤は、15歳未満の小児に対して、いかなる場合も使用しては ならない。」ですが、正しい記述です。

 「イブプロフェン」の正しい記述です。

 「適正使用」でも定番の論点なので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、同様の禁忌が「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)、サザピリン及び サリチル酸ナトリウム」にもあります。併せて、押えておきましょう。

選択肢イ

 選択肢イの「一般用医薬品のイブプロフェン製剤は、出産予定日12週以内の妊婦は服用しないこととされて いる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「出産予定日12週以内の妊婦については、服用しないこととされている」

 …とあります。

 アスピリン、アスピリンアルミニウムにも、同様の禁忌があるので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「アリルイソプロピルアセチル尿素は、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦 怠感を和らげたりすることを目的として配合されている」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「アリルイソプロピルアセチル尿素」のところです。

 正しくは、「カフェイン・無水カフェイン」です。

 選択肢の「中枢神経系を刺激して頭をすっきり」ウンヌン記述は、「カフェイン類」の「カフェイン・無水カフェイン」のものです。

 「アリルイソプロピルアセチル尿素」は、「鎮静成分」です。解熱鎮痛成分の鎮痛作用を助ける目的で配合されます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「解熱鎮痛薬は、胃への悪影響を軽減するため、なるべく空腹時に服用することとなっている場合 が多い。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「なるべく空腹時に服用することとなっている場合 が多い。」のところです。

 正しくは、「なるべく空腹時を “避けて”服用することとなっている場合が多い。」です。

 空腹時服用が推奨される薬は、ほとんどないですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、手引きには、「胃・十二指腸潰瘍があると、その症状を悪化 させるおそれがある。」もあります。これも、押えておきましょう。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

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医薬品

 61問:漢方処方製剤(かぜ)

 62問:解熱鎮痛薬

 63問:かぜ薬の配合成分

 64問:漢方処方製剤(鎮痛)

 65問:かぜ薬の配合成分

 66問:アルコールとの相互作用

 67問:解熱鎮痛薬とプロスタグランジン

 68問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 69問:漢方処方製剤(小児の疳)

 70問:呼吸器官の医薬品

 71問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 72問:眠気を促す薬

 73問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 74問:瀉下薬の配合成分

 75問:貧血及び貧血用薬

 76問:止瀉薬の配合成分

 77問:駆虫薬

 78問:強心薬

 79問:高コレステロール改善薬

 80問:外用痔疾用薬

 81問:婦人薬の生薬

 82問:婦人薬

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:内服アレルギー用薬の配合成分

 85問:鼻炎用点鼻薬

 86問:漢方処方製剤(婦人薬)

 87問:点眼薬

 88問:点眼薬の配合成分

 89問:点眼薬の配合成分2

 90問:皮膚に用いる薬

 91問:皮膚に用いる薬2

 92問:皮膚及びきず口等に用いる薬

 93問:歯痛・歯槽膿漏薬

 94問:禁煙補助剤

 95問:滋養強壮保健薬

 96問:漢方処方製剤

 97問:生薬

 98問:消毒薬

 99問:殺虫剤

 100問:検査薬

令和6年度 鹿児島県 科目別

 ・令和6年度 鹿児島県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

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