本問は、「適正使用」の「企業の副作用等報告制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「製造販売業者等には、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、その副作用等によるものと疑われる健康被害の発生、その使用によるものと疑われる感染症の発生等を知ったときは、その旨を20日以内に厚生労働大臣に報告することが義務づけられている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の場合、「15日以内」となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
当該報告制度を、ガチで問うた県もあります。
試験の終盤あたりに、「適正使用の「副作用報告」の期限のまとめと憶え方」を参考に、押えておきましょう。
選択肢イの「実務上、副作用等の報告制度に基づく報告書は独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出することとされている。」ですが、正しい記述です。
報告先は、「厚生労働大臣」となっていますが、実務上、「総合機構」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「医薬品によるものと疑われる副作用症例が日本国内で発生し、それが使用上の注意から予測できる非重篤なものである場合、報告することが義務づけられている」ですが、誤った記述です。
「使用上の注意から予測できるもの」で「非重篤」の場合、報告が義務付けられていません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、承認条件として承認後の概ね3年、安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められている。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
『医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、』
『承認条件として承認後の一定期間(概ね3年)、』
『安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められている。要指導医薬品は、上記と同様に調査結果の報告が求められている。』
…と、記載されています。
数字は常に狙われているので、チェックしておきましょう。
参考:適正使用の数字
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
41問:相談すること‐基礎疾患・・・「やや難」。
42問:添付文書・・・「ふつう」。
43問:運転操作しない・・・「ふつう」。
44問:添付文書の使用上注意・・・「ふつう」。
45問:添付文書副作用等記載・・・「ふつう」。
46問:してはいけない‐婦人等・・・「ふつう」。
47問:保管及び取扱い・・・「ふつう」。
48問:製品表示・・・「ふつう」。
49問:適正使用情報・・・「ふつう」。
50問:情報報告制度・・・「ふつう」。
51問:給付種類と請求・・・「ふつう」。
52問:救済制度対象医薬品・・・「ふつう」。
53問:医薬品PLセンター・・・「ふつう」。
54問:企業の副作用等報告制度・・・「ふつう」。
55問:健康被害の救済・・・「ふつう」。
56問:安全性情報報告制度・・・「ふつう」。
57問:登録販売者の対応・・・「ふつう」。
58問:一般用医薬品の安全対策・・・「ふつう」。
59問:一般用医薬品の安全対策2・・・「ふつう」。
60問:啓発活動・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする