令和5年度(2023年度)岩手県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「毛髪用薬」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。生薬の問題も、問題ないでしょう。解けなくてはいけません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「毛髪用薬のうち、円形脱毛症の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬部外品(育毛 剤、養毛剤)においても認められている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬部外品(育毛 剤、養毛剤)においても認められている」のところです。
手引きには…、
「毛髪用薬のうち、配合成分やその分量等にかんがみて人体に対する作用が緩和なものについて は、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として製造販売されているが、」
「「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認 められている。」
…とあります。
一般用医薬品なので、ガチの病気には対処できないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カルプロニウム塩化物 の副作用として、コリン作用による局所又は全身性の発汗、 それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがある。」ですが、正しい記述です。
「カルプロニウム塩化物」の正しい記述です。
ド定番論点です。副作用は、そのすべてが出ると踏んでおきましょう。
また、キーワードの「コリン作用」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「エストラジオール安息香酸エステル は、女性ホルモン成分の一種であるため、妊婦 又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「エストラジオール安息香酸エステル」の正しい記述です。
禁忌も、遺漏なく、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「チクセツニンジンは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用 を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の「チクセツニンジン」は、「血行 促進、抗炎症などの作用を期待」です。
選択肢の言う「頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用」は、「カシュウ」です。
両生薬とも、絶大な出題率なので、必ず、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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