本問は、「基本知識」の「事例問題」についての出題です。毎年出る論点であり、登録販売者として知っておくべき事項です。必ず押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「妊婦への使用が望ましくない配合成分を含む可能性があるため、女性に妊娠の有無につ いて確認する。」ですが、正しい記述です。
鎮咳去痰薬ですが、「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」や「ジヒドロコデインリン酸塩」のように、「妊娠中に摂取された場合、吸収 された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている」ものがあります。
よって、妊娠の有無について質問するのは、妥当と言えます。
「医薬品」の問題ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「過去に服用歴があり、目的に合った使用がなされると判断できるため、そのまま販売す る。」ですが、誤った記述です。
注意すべきは、問題文の「1週間前にも同じ製品を購入し使用しており、 咳症状が続いている」のところです。
同じ薬を使っても改善が見られないので、「受診勧奨」が妥当です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「相互作用や飲み合わせにより医薬品の作用が減弱している可能性があるため、他に使用 している医薬品や摂取している食品の有無について確認する」ですが、正しい記述です。
販売時のコミュニケーションのポイント(購入者から確認しておきたい基本的なポイント)に、「⑥ その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか」があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「症状が続いているため、医療機関を受診して医師の診療を受けるよう促す。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
一般用医薬品の範疇を超えている可能性があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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