令和6年度(2024年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「救済制度の内容」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「給付の種類としては、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、 遺族一時金及び葬祭料があり、すべて請求期限が定められている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「すべて請求期限が定められている」のところです。
「請求期限がないもの」に該当するのは、「障害系」で…、
「障害年金」と「障害児養育年金」が該当します。
手引きにはその理由が記載されていませんが、「障害」というのは、いつ発症するかわからないため、「請求期限なし」としているように思われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「医療費」等は、ざっくり言って「5年以内」です。起算日が微妙に違うので、テキストで確認しておきましょう。
選択肢bの「一般用検査薬を適正に使用したにもかかわらず、健康被害を生じた場合は救済制度 の対象となる」ですが、誤った記述です。
「救済制度」の対象外のものは、要指導医薬品又は一般用医薬品では…、
・殺虫剤・殺鼠剤
・殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)
・一般用検査薬
・一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
…となっています。
また…、
・製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
・無承認無許可医薬品(健康食品・個人輸入の医薬品を含む)
…となっています。
ブログの「副作用被害救済制度の対象外の憶え方+語呂合わせ」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診 断書、要した医療費を証明する書類(受診証明書)等のほか、その医薬品を販売等し た薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要となる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「日本薬局方に収載されている医薬品はすべて救済制度の対象となる」ですが、誤った記述です。
選択肢bの解説でも述べましたが、たとえ、日本薬局方収載でも、精製水、ワセリン等は、対象外です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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