令和5年度(2023年度)北海道 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「呼吸器系」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「咽頭は、気道に属するが 、消化管には属さない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「消化管には属さない」のところです。
手引きには…、
「鼻腔と口腔につながっており、咽頭は消化管と気道の両方に属する。 」
…とあります。
咽頭は、消化管にも属しています。
以下は、補足です。
まずもって、「呼吸器系」は、手引きには、「呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。」とあります。
んで、「気道」ですが、「鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道」です。
「鼻腔から気管支まで」ですから、先の呼吸器系の記述からすると、「鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支」が該当することになります。
よって、「気道に属する」というところは、正しいことがわかります。
次に、「消化管」ですが、「口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門」となっています。
咽頭は、「消化管」に入っていることがわかります。
こうしたことからも、間違いであることを導けるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「呼吸器系」ですが、他見でその定義がよく出ているので、「呼吸器系、鼻腔」で、チェックしておきましょう。
選択肢bの「呼吸器系では、侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応は行われない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応は行われない」のところです。
手引きの「咽頭」には…、
「咽頭の後壁には扁桃があり、粘膜表面が凸凹している。」
「扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイ ルス等に対する免疫反応が行われる。」
…とあります。
扁桃腺が腫れるというのは、免疫反応ですよね。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「肺自体は、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋 間筋によって拡 張・収縮して呼吸運動が行われている。」ですが、正しい記述です。
「肺」の正しい記述です。
「横隔膜や肋間筋によって拡 張・収縮」ウンヌンは、よく出るところなので、テキストを確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「肺の内部で気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となってお り、その球状の袋部分を肺胞という。」ですが、正しい記述です。
「肺胞」の正しい記述です。
各器官の定義と構成は、できるだけ押さえておきましょう。「咽頭・喉頭、気管・気管支、肺」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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