本問は、「適正使用」の「添付文書の使用上の注意」の問題です。添付文書の新手の問題で、問題の趣旨をつかむのに、そこそこ骨が折れます。こういう出題もあるとして、傾向把握の一環としてください。また、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストを精読しておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「小児が使用した場合に、特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品」・・・「通常、「次の人は使用(服用)しないこと」 の項に「15 歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、 通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小 児」等として記載されている。」
…とあります。
数字のところは、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「併用すると作用の増強、副作用 等のリスクの増大が予測される医薬品」・・・「「本剤を使用(服用)している間は、次の医薬品を使用(服用)しないこと」の項に、使 用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。」ですが、正しい記述です。
これも、正しい記述です。
手引きには、これまた、そのまんまですが…、
「要指導医薬品又は一般用医薬品は、複数の有効成分が配合されている場合が多く、使 用方法や効能・効果が異なる医薬品同士でも、同一成分又は類似の作用を有する成分が 重複することがある。」
「併用すると作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測されるも のについて注意を喚起し、使用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「重篤な副作用として、ショック (アナフィラキシー)、皮膚粘膜 眼症候群、中毒性表皮壊死融解 症等が掲げられている医薬品」・・・「「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症 状を起こしたことがある人は注意して使用すること」と記載されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「注意して使用すること」のところです。
「重篤な副作用として、ショック (アナフィラキシー)、皮膚粘膜 眼症候群、中毒性表皮壊死融解 症等が掲げられている医薬品」には、「アレルギーの既往歴がある人等は使 用しないこととして記載されている」となっています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「服用前後に摂取されたアルコー ルによって、作用の増強、副作用 を生じる危険性の増大等が予測 される医薬品」・・・「「相談すること」の項に「飲酒をする人」と 記載されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「「相談すること」の項に「飲酒をする人」と 記載されている」のところです。
選択肢のような「摂取されたアルコールによって、医薬品の作用の増強、副作用を生じる危険性の増 大等が予測される場合に記載されている」場合は、「服用前後は飲酒しないこと」と記載されます。
飲酒で相談ってなんかおかしくない?といった風に、シンプルに考えてください。その違和感こそが「勘働き」です。
まあ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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