午後51問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「添付文書の記載」の問題です。小難しい選択肢が1つありますが、他の選択肢は、基本レベルです。最終解答は、導けるはずです。テキストを精読しておきましょう。

午後51問‐添付文書の記載

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「消費者相談窓口として、製造販売業者に許可を与えた都道府県の許可担当部門の名称、電話番号が記載されている。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。一瞬、キョトンとします。役所の電話番号を知ってどうしようというのでしょうか。

 当然ですが、“製造販売元の製薬企業”の窓口担当部門の名称、電話番号、受付時間等が記載されています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「有効成分が不明な場合は、成分及び分量の項目については記載されていない。」ですが、誤った記述です。

 小難しい選択肢です。

 手引きには…、

 『有効成分の名称(一般的名称のあるものについては、その一般的名称。有効成分が不明なものにあっては、その本質及び製造方法の要旨。)及び分量が記載されている』

 …とあります。

 「有効成分が不明な場合」は、一般的な名称の代わりに、「その本質及び製造方法の要旨」が記載され、そして、分量が記載されます。

 選択肢には、「分量の項目については記載されていない」とあるので、ここが明らかに間違いとなります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 本問は、実にややこしく、また、そう出ないところです。でも、問題の「使い回し」に備えて、復習だけはしておきましょう。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の使用のみに頼ることなく、日常生活上、どのようなことに心がけるべきかな どについて、記載されていることがある」ですが、正しい記述です。

 いわゆる「養生訓」が、添付文書に記載されることも“あります”。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、記載されることも“ある”だけであり、記載が義務ではないので、注意してください。

 たとえば、「添付文書には、養生訓を記載しなくてはならない」だと、「×」です。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 41問:適正使用情報

 42問:添付文書

 43問:添付文書の使用上の注意

 44問:使用しない‐ぜんそく

 45問:使用しない‐透析療法

 46問:使用しない‐6歳未満の小児

 47問:添付文書の使用上の注意

 48問:授乳を避ける

 49問:製品表示

 50問:保管及び取扱

 51問:添付文書の記載

 52問:安全性情報

 53問:安全対策

 54問:安全対策2

 55問:副作用情報の収集等

 56問:被害救済制度

 57問:救済制度の対象

 58問:医薬品PLセンター

 59問:救済制度の請求期限

 60問:啓発活動

令和2年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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