午後第58問‐秋田県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和4年度(2022年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「医薬品副作用被害救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第58問‐医薬品副作用被害救済制度

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「日本薬局方に収載されている医薬品は全て救済制度の対象となる。」ですが、誤った記述です。

 精製水、ワセリン等は、日本薬局方に収載されていますが、救済制度の対象外です。

 まあ、本問は、「全て」という文言があるので、この点でも、判断できるかと思います。

 参考:「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「給付費のうち医療費については、医療費の支給の対象となる費用の支払いが行われ たときから10年以内に請求を行わなければならない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「10年以内」のところです。

 正しくは、「5年以内」です。

 数字は、常に狙われています。「適正使用の数字」を一読をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「健康被害の程度が入院治療を必要とする程度であっても、やむをえず自宅療養を行 った場合については、医薬品副作用被害救済制度の救済対象とならない。」ですが、誤った記述です。

 手引きには…、

 「必ずしも入院治療が行われた場合に限らず、入院治療が必要と認められる 場合であって、やむをえず自宅療養を行った場合も含まれる。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「給付請求は、健康被害を受けた本人又は家族が行うことができる」ですが、正しい記述です。

 請求権者は、本人または家族です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

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適正使用

 午後41問:一般用医薬品の添付文書

 午後42問:添付文書の使用上の注意

 午後43問:長期連用しないこと

 午後44問:使用(服用)しない‐喘息

 午後45問:漢方処方製剤 連用しない

 午後46問:医薬品の保管及び取扱い

 午後47問:安全性情報

 午後48問:一般用医薬品の製品表示

 午後49問:安全性速報

 午後50問:医薬品・医療機器等安全性情報

 午後51問:一般用医薬品の添付文書

 午後52問:相談すること‐基礎疾患

 午後53問:企業からの副作用の報告

 午後54問:副作用情報等の評価及び措置

 午後55問:副作用等報告

 午後56問:医薬品副作用被害救済制度

 午後57問:救済制度の救済給付

 午後58問:医薬品副作用被害救済制度

 午後59問:一般用医薬品の安全対策

 午後60問:医薬品の適正使用等

令和4年度 秋田県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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