セチルピリジニウム塩化物は、「歯や口中に用いる薬」の「歯痛薬」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
「殺菌消毒成分」
「齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として、」
「フェノール、歯科用フェノールカンフル、オイゲノール、セチルピリジニウム塩化物等の殺菌消毒成分が用いられる。」
「粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必 要である。」
…と、相なります。
ご存じのように、「セチルピリジニウム塩化物」は、「歯や口中に用いる薬」の「歯痛薬」に登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】メディケア デンタルクリーム T 4g 」などがあります。
当該成分は、ときおり試験に顔を見せます。優先順位は「高い」です。
セチルピリジニウム塩化物は…、
① セチルピリジニウム塩化物は、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「セチルピリジニウム塩化物は、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める」ですが、誤りです。
セチルピリジニウム塩化物は、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える、「殺菌消毒成分」です。
選択肢の言う「知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める」なのは、「局所麻酔成分」の「アミノ安息香酸エチル」などが該当します。
よって、①は、「×」となります。
セチルピリジニウム塩化物は、「殺菌消毒成分」でよく出る成分です。
なお、当該成分は、「歯痛薬」のみならず、「歯槽膿漏薬」「口内炎用薬」にも登場します。
「1つ」憶えたら、3つの薬の勉強となるので、セチルピリジニウム塩化物だけは、キッチリ憶えてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】メディケア デンタルクリーム T 4g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「歯痛薬」の他の成分へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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