平成30年度(2018年)「1月」に重要イベントのある資格をピックアップ。簿記は申し込みを忘れない、かつ、試験勉強の本腰を。FP技能士はまだ間に合う。社労士はスタート。登録販売者は特になし。危険物と消防設備士は、ビルメン資格を目指すなら、1月申し込みがベスト。
1月の資格イベントは、年始ということもあり、そう大きなものはありません。
「日商簿記」の申し込みくらいです。
設備・メンテ系に、大きなイベントはありません。
法律系資格も、強いて、大きなものはありませんが、社労士受験予定の方は、1月スタートが賢明です。
簿記・会計系資格の1月は、FP技能士の受験と、簿記の受験申し込みが大きなイベントです。
簿記2級と3級の『第148回‐平成30年2月25日(日)』の受験申し込みが、『1月中旬・下旬』まで受け付けられています。
3級はほぼ例年通りなのですが、2級は大型論点が追加された直後なので、本当に動向はつかめない状態です。
とりあえず、「模試感覚」くらいで受験するのが一番、精神的に負担がないかと思います。
なお、日商簿記の受験受付は、「試験を実施する商工会議所」によって、“絶妙”に異なるので、「全国一律」ではありません。
受験する商工会議所の日程をきちんと調べておいてください。
参考:https://links.kentei.ne.jp/examrefer
ところで、日商簿記は、近年、難化が進んでおり、簡単には受からない試験に変貌しています。
3級は、まだまだ2月の試験に間に合いますが、2級だと1月開始は、遅い方です。
2級予定の方は、正月の三賀日が済んだら、即、取り組みましょう。
なお、簿記2級の勉強方法等は「簿記2級の独学」を、独学向け教材については、「簿記2級の教材レビュー」を一読ください。
簿記3級の勉強方法は「独学の簿記3級:商業簿記」を、使用教材は「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。
建設業経理士の本試験は「3月11日(日)」と、再来月に迫っています
多くの方が、2級を受けると思います。1月からなら、十分に間に合うので、テキストと過去問とを紐解いてください。
なお、勉強方法等は「建設業経理士2級の独学」を、教材の詳細は「教材レビュー」を参考ください。
FP技能士の本試験は、「1月28日(日)」です。
「1月開始」でも、2級・3級なら、まだまだわかりません。全然勉強が進んでなくても、過去問だけは一通り解いて、受験してみてください。
受けてみたら、通っていたということは多々あります。(わたしのことです。)
本当に時間がない場合は、「学科」だけに絞って勉強するのも「手」です。
なお、試験勉強や使用教材については…、
・FP技能士1級の独学 ‐ FP技能士1級:学科教材レビュー ‐ FP技能士1級:実技教材レビュー
…をば、参考ください。
法律系資格に、大きなイベントはありません。
しかし、社労士受験予定の方は、ぼちぼち「1月」から手を付けていってください。
従来の暗記問題の深化に加え、実務事項まで出題されるようになっているので、かなり、時間を取られるからです。
早め早めに、論点を消化していきましょう。
なお、宅建や管理業務主任者、通関士など、『10月に本試験のある試験で、暗記と記憶が中心のもの』は、1月は、本腰を入れないようにしてください。
1月から一心不乱にがんばり始めると、試験の直前の8~9月当たりに、「燃え尽きる」ことがあるからです。
今は、試験の全体が“ざっくり”分かればいい時期です。
宅建の勉強方法や独学向け教材は、「宅建の独学」、「宅建教材レビュー」をお目汚しください。
管理業務主任者の勉強方法等は「管理業務主任者の独学」を、使用教材については「教材レビュー」を参考ください。
通関士の勉強方法や独学向け教材は、「通関士の独学」と、「通関士の教材レビュー」で、確認ください。
登録販売者は、試験が一段落しているときなので、1月には、特別な注意事項はありません。
ところで、4月初旬に、「試験の手引き」が改定される可能性があるので、教材等を買わないようにしましょう。
登録販売者は、「暗記と記憶」の試験です。1月からがんばっても忘れるだけなので、ぶっちゃけ言うと、よほど熱意のある人以外は、勉強しなくていいでしょう。
登録販売者は、改定の有無が明らかになる「4月中旬」スタートがベストです。
それまでは、「登録販売者の独学」や「医薬品インデックス」などを参考に、ざっくり見ていってください。
ビルメン・設備系に大きな動きはありません。
しかし、今後、ビルメン資格を受ける人は、「危険物取扱者」や「消防設備士」を目指して、「1月」から動き始めるのが吉です。
というのも、「1月」に、これら危険物や消防設備士を申し込むと、おおむね「2月」か「3月」に試験を受けることができるからです。
「4月」は、ビルメン資格で最も重要な「第2種電気工事士」の筆記試験の勉強を始める頃合いとなっています。
逆を言えば、「4月」「5月」「6月」は、2電工の筆記の時期なので、危険物や消防設備士を受験しない方がよい、という塩梅です。
2電工の筆記に万全を尽くす上でも、危険物等は、「1月:申込み」の「2~3月:受験」がベストです。
参考:全くゼロからのビルメン4点セット(2電工・乙4・二級ボイラ・冷凍機械3 or 消防設備士)・資格スケジュール
「2月」には、陸上特殊無線技士の本試験があります。
「1月」になったら、そろそろ、試験勉強に本腰を入れてください。
2級・3級なら、大丈夫ですが、1級での「1月スタート」は、少しばかりヤバイです。がんばってください。
なお、勉強方法等は「1陸特の独学」か「2級・3級陸特の独学」を参考ください。
両資格とも、安定した求人があるので、世代や性別に関わりなく、取っておいて損のない資格で、知名度の低い無用な資格を取るくらいなら、絶対に「危険物取扱者」と「消防設備士」です。
双方とも、難易度は高くなく、「1月」からの試験勉強でも、十分に間に合い、教材も1~2冊とリーズナブルなのも、推薦する理由です。
そして、何気に「総務系資格」なので、女性の方にもオススメ、といった次第です。
また、両試験の最大の特徴は、「受験の機会が多い」ことで、受験者の居住区以外の受験が認められている「越境受験」が可能です。
極端な例を言うと、「東京都」では、ほぼ毎月試験が行われているので、地方在住の方は、東京まで、観光のついでに受けに行けばいいわけです。
東京都は一例ですが、探せば近県で受験の申込をしているはずなので、近県の試験に申し込めばいいでしょう。
当該2資格は、類別・種別でたくさんの種類がありますが、最初に受けるのは、危険物取扱者は「乙種4類(通称:乙4。可燃性液体)」を、消防設備士は「乙種6類(消火器)」を推薦します。
理由は一番求人のある類・種だからで、応じて、受験者数も一番なのが、危険物取扱者は乙4で、消防設備士は乙6となっています。
基本的に、危険物取扱者は「乙4」だけ取っておけばいいです。消防設備士は「乙6」を取ってからその他を考えたらいいです。
当該2資格の負担は大きくないので、申し込んだときから試験勉強を開始しても、十分に間に合います。
危険物取扱者の乙4の独学については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。
消防設備士の乙6(消火器)の独学については、「消防設備士:乙6の独学」と、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
「1月」に危険物取扱者試験の申込を受け付ける都道府県は…、
青森(ギリギリ)、宮城、福島、栃木、群馬、
埼玉、東京、
新潟、山梨、
岐阜、静岡、
滋賀、京都(ギリギリ)、大阪、奈良、
鳥取、広島、
徳島、香川、高知、
福岡、長崎、熊本、沖縄、
…となっています。
なお、申込期間は、各都道府県によって“絶妙に違う”ので注意が必要です。
あちらの県では1週間ちょいしかないのに、こちらの県では2週間を過ぎても受け付けていたりします。
早め早めに公式を確認をして、申込手続きを済ませることを推奨します。
ちなみに、電子申請も可能で、スグに申し込めます。(凄く便利!)
難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。
なお、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版の願書は公式からダウンロードできます。
なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2~3ヵ月後」です。
危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
勉強方法等、その他注意事項:乙種4類の独学
独学向け教材:乙4のテキスト・問題集
「1月」に消防設備士試験の申込を受け付ける都道府県は…、
岩手、秋田、
茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、
新潟、石川、山梨、
静岡、三重、
京都、大阪、
熊本、沖縄、
…となっています。
見ての通り、実施都道府県は多くないです。
申込期間は、各都道府県とも、おおむね「10日前後」しかありません。
消防設備士は、試験実施数が少ないので、申込み損ねると、結構、待つことになります。
難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。(なお、甲種は製図があるので、時間を見ておきましょう。)
公式から、電子申請で申し込みが可能です。また、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版は公式からダウンロードできます。
なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2~3ヵ月後」です。
消防設備士をはじめて受けるなら、先述したように、「乙6(消火器)」がベストです。
乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、
独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
また、消防設備士について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「消防設備士:ブログ記事」をばお目汚しください。
資格のこまごましたことは、たとえば、「難化した試験は、元に戻らないどころか、さらに難化する」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」で、ヒマな時間を潰してください。
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