月別・独学資格ガイド-4月編

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 「4月」に重要イベントのある資格をピックアップ。簿記試験は忘れずに申し込む。簿記2級・3級とFP技能士は勉強開始。2電工:上期がギリギリ申し込み可能。社労士は申し込み、宅建・通関士は勉強開始な4月です。陸上特殊無線技士は、4月申し込み。危険物取扱者と消防設備士はいつも通りのアレ。

「4月」の資格動行のまとめ

 かいつまんで言うと…、

 簿記の「6月試験」の申し込みが、4月上旬から始まります。受験予定の方は、はやめに申し込みを済ませます。

 ビルメン資格では、2電工の申し込みができるので、まだの方は済ませます。(注:4月4日まで!!)

 また、陸上特殊無線技士の申し込みは「 4月1日(日)から20日(金)」までです。

 宅建や通関士、社労士などの法律系資格は、試験勉強をスタートします。

 危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)はいつも通りのアレです。

簿記・会計系資格の4月

 日商簿記の第149回:6月試験(2018/06/10)の申し込みが、一番のイベントです。

【重要】4月は日商簿記の申込み

 4月初旬から、日商簿記:6月試験(第149回)の申込みが始まります。

 申込期間は、おおむね「4月いっぱい~5月初旬」となっています。

 簿記試験は、「本試験の日は同じ」ですが、「申込期間」は微妙に異なっているので、注意が必要です。

 簿記は県別の商工会議所が主催するのですが、「申込期間」は、それぞれの商工会議所で違っている、という塩梅です。

 結構バラツキがあるので、早め早めに、受験予定の商工会議所に申し込みましょう。商工会議所まで行きたくない人は、書店受付もあるので、近くの本屋に聞いてみてください。

 先述したように、申込期間は、おおむね「4月いっぱいの4/1~4/30」か、ところどころで「5月初旬(10日前後)」までです。

 なお、本試験日は、「6月10日(日)」です。

 簿記2級は、今年も改定があるため、波乱含みですが、受けるほうがいいです。

 試験がどうなるか誰にもわからないので、受験して合格の機会を増やす方が賢明です。

 簿記3級は改定等がないので、いつもどおり勉強すれば受かります。

FPは、まだ申し込み受付中

 5月27日(日)に行なわれるFP技能士「5月試験」の申し込みは、「4月6日(金)」まで、受付けています。

 ホントギリギリですが、受ける人は申し込みましょう。コンビニ受付もあるので、なんとかなります。

 私は1級をホントギリギリ(締め切り2時間前)に申し込みましたが、今となっては、“1つ済んだ”ので、申し込んでよかったと思ってます。

4月から勉強開始の簿記・FP

 簿記2級を受験予定の方は、「4月」から勉強を始めてください。

 というのも、簿記2級は、今年も改定があるからです。

 本年度の改定で、またも論点が増えるので、古い教材では太刀打ちができません。

 おおむね、3月の中旬から4月の上旬に、「改定対応」した教材が売られます。当該新版の教材で勉強するために「4月スタート」と相なる次第です。

 4月開始では「2.5ヶ月」ほどしかないので、気合を入れてがんばりましょう。

 勉強方法は「簿記2級の独学」を、独学向け教材は「簿記2級の教材レビュー」を参考ください。

 対して、簿記3級受験予定の方は、ぼちぼち、手を付けはじめるといいでしょう。

 6月試験まで「2.5ヶ月」もあるので、必要十分です。

 簿記3級の勉強方法は「独学の簿記3級:商業簿記」を、使用教材は「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。

 FP技能士2級・3級の受験予定の方も、「4月」から勉強を始めるくらいで結構です。

 それぞれ、「FP技能士2級の独学」と「FP技能士2級の教材レビュー」が…、

 「FP技能士3級の独学」と「FP技能士3級の教材レビュー」が、参考になるかと思います。

ビルメン・設備系の3月

 最重要資格「第2種電気工事士」の申込みが「4月」になっても、「4日(水)」まで、継続中です。

 消防設備士甲種の受験資格になる、陸上特殊無線技士の6月試験の申込が、4月1日(日)から20日(金)まであります。

 定番系の危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)は、相変わらず。

第2種電気工事士の申込を忘れずに!!

 2電工の上期試験の申し込みが、「4月4日」まで受付中です。

 もう一度言いますが、「第2種電気工事士の上期試験の申し込みがまだできます。

 今年から、2電工は、上期試験と下期試験の両方が受けられるので、ゼッタイに「上期受験」の方が得です。

 2電工は、とりあえず取得しておいて全く損はないので、迷っている方は、申し込みだけでも済ませておきましょう。

 試験勉強は、文系ド素人でも何とかなります!

 なお、2電工には、後期試験もあるのですが、「筆記の試験勉強が、夏の盛り」に当たるためか、合格率が低いのです。

 個人的には、気候の厳しくない「上期受験」を勧めます。

 参考:第2種電気工事士「下期」の筆記は「夏・注意」-合格率の低い理由

2電工・筆記の勉強開始

 2電工の筆記の試験日は、「6月3日(日)」です。

 「4月」開始で十分に間に合います。勉強すれば必ず受かる難易度です。

 勉強方法や独学向け教材は、「第2種電気工事士の独学」と「筆記試験の教材」、「技能試験の教材」で、確認ください。

陸上特殊無線技士

 陸上特殊無線技士の「6月」試験の試験申込が、4月1日から始まって、20日まで受付けています。

 興味のある人は、受験してみてください。また、試験勉強は、「4月」からスタートが穏当です。

 参考:1陸特の独学

 参考:2級・3級陸上特殊無線技士陸特の独学

法律系の4月-社労士・宅建・通関士

 社会保険労務士は4月から申し込みが始まります。

 宅建と通関士は、受験申し込みは「7月」で、本試験が「10月」ですが、「4月勉強開始」がベストです。

4月の社労士

 社会保険労務士の申し込みが「4月」から開始で、受付期間は、おおむね「4月」いっぱいです。

 社労士は受験資格があって、証明書類が必要なため、そこそこ手間取ります。

 申請・発行・郵送分の時間を見積もって、早めに申し込みましょう。

 先述しましたが、試験勉強の4月開始は“ギリギリ”なので、結構な強行軍となります。

 土日祝日・ゴールデンウィークで進捗を稼いでください。

 社労士の本試験は、「8月下旬(概ね最終日曜日)」です。

4月の宅建

 「宅地建物取引士(宅建)」の試験勉強は、「4月」から始めます。

 宅建なんて「2~3ヶ月」で受かるという人もいますが、得てして、時間に余裕のある人や、法学部卒などの法律の学習経験者です。

 宅建は難化傾向が続いているので、勉強期間は、「6ヶ月」を見ておくほうが無難です。

 とりわけ、法律知識がゼロの人は、民法でやる気が蒸発する可能性が「大」です。

 民法は暗記でゴリ押しも出来ないので、時間がかかります。

 時間的に余裕のある4月から、スタートを切りましょう。

 なお、平成30年の本試験日は、「10月21日(日)」です。

 勉強方法や独学向け教材は、「宅建の独学」、「宅建教材レビュー」をお目汚しください。

4月の通関士

 「通関士」は、有名な資格ではないし求人数も限られていますが、事務職としては、とても長く勤められる『専門職』なので、個人的に高く評価している資格です。

 通関士試験は、暗記項目が多いのはもとより、試験科目の『通関実務』が“超”強敵なので、「4月」から始めるのがベストです。

 通関士は、「通関実務で落ちる」と考えていいです。

 時間に余裕のある「4月」からスタートして、早めに全科目を終わらせ、通関実務対策に時間が回るようにしてください。

 通関士は「2~3ヶ月」あれば受かるといいますが、個人的には、1度落ちたこともあるので、「6ヶ月」程度の時間を見ておくべきかと考えます。

 なお、本試験日は、「10月上旬」です。

 勉強方法や独学向け教材は、「通関士の独学」と、「通関士の教材レビュー」で、確認ください。

登録販売者

 登録販売者は、「4月」から新年度が始まります。

 んで、当該4月の上旬くらいに、「試験問題作成に関する手引き」の改定の有無が判明します。

 手引きの改訂があれば、テキストも応じて変わります。新しい手引きの有無を確認してから、行動に移りましょう。

 まあ、大きく変わることもないので、「登録販売者の独学」や「登録販売者:語呂合わせ」などで、お茶を濁しておいてください。

定番系の危険物取扱者・乙4と消防設備士・乙6の4月

 危険物取扱者は、多数の都道府県が受験の申込みを開始します。

 一方、消防設備士の申し込みを受け付ける都道府県は、少数です。

毎月どこぞで申込み‐危険物:乙4と消設:乙6の4月

 “何か資格を”と思っているなら、「危険物取扱者」と「消防設備士」を勧めます。

 両資格とも、安定した求人があるので、世代や性別に関わりなく、取っておいて損のない資格で、知名度の低い無用な資格を取るくらいなら、絶対に「危険物取扱者」と「消防設備士」です。

 双方とも、難易度は高くなく、「4月」からの試験勉強でも、十分に間に合います。

 教材も1~2冊とリーズナブルなのも、推薦する理由です。

 そして、何気に「総務系資格」なので、女性の方にもオススメ、といった次第です。

 両試験の最大の特徴は、「受験の機会が多い」ことで、受験者の居住区以外の受験が認められている「越境受験」が可能です。

 極端な例を言うと、「東京都」では、ほぼ毎月試験が行われているので、地方在住の方は、東京まで、観光のついでに受けに行けばいいわけです。

 東京都は一例ですが、探せば近県で受験の申込をしているはずなので、近県の試験に申し込めばいいでしょう。

はじめての受験は、「危険物取扱者:乙4」か「消防設備士:乙6」

 当該2資格は、類別・種別でたくさんの種類がありますが、最初に受けるのは、危険物取扱者は「乙種4類(通称:乙4。可燃性液体)」を、消防設備士は「乙種6類(消火器)」を推薦します。

 理由は一番求人のある類・種だからで、応じて、受験者数も一番なのが、危険物取扱者は乙4で、消防設備士は乙6となっています。

 基本的に、危険物取扱者は「乙4」だけ取っておけばいいです。消防設備士は「乙6」を取ってからその他(甲1、甲4、乙7)を考えたらいいです。

 当該2資格の負担は大きくないので、申し込んだときから試験勉強を開始しても、十分に間に合います。

危険物取扱者・4月申込の都道府県

 結論から言うと、危険物取扱者試験は、「4月」から大々的に、試験の申し込みが始まります。

 ほぼ、日本全国です。

 「4月」に危険物取扱者試験の申込を受け付ける都道府県は…、

 北海道、秋田、山形、福島、

 茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、

 新潟、富山、石川、福井、長野、

 岐阜、静岡、三重、

 滋賀、京都、奈良、和歌山、

 鳥取、島根、岡山、山口、

 愛媛、

 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、

 …となっています。

 なお、申込期間は、各都道府県によって“絶妙に違う”ので注意が必要です。

 あちらの県では1週間ちょいしかないのに、こちらの県では2週間を過ぎても受け付けていたりします。

 早め早めに公式を確認をして、申込手続きを済ませることを推奨します。

 難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。

 電子申請も可能です。(凄く便利!)

 なお、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版の願書は公式からダウンロードできます。

 なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。

 危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

 勉強方法等、その他注意事項:乙種4類の独学

 独学向け教材:乙4のテキスト・問題集

消防設備士・4月申込の都道府県

 結論から言うと、消防設備士試験は、「4月」も少ないので、機会を逃さないようにしてください。

 「4月」に消防設備士試験の申込を受け付ける都道府県は…、

 山形、

 東京、

 愛知、

 …となっています。

 申込期間は、各都道府県とも、おおむね「10日前後」しかありません。

 前もって日程の確認をして、日時が来たら即申し込めるように準備しておくことを推奨します。

 消防設備士は、試験実施数が少ないので、申込み損ねると、結構、待つことになります。

 難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。(なお、甲種は製図があるので、時間を見ておきましょう。

 公式から、電子申請で申し込みが可能です。また、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版は公式からダウンロードできます。

 なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。

 また、消防設備士について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「消防設備士:ブログ記事」をばお目汚しください。

こまごましたもの

 資格のこまごましたことは、たとえば、「難化した試験は、元に戻らないどころか、さらに難化する」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」で、ヒマな時間を潰してください。

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