全くゼロからのビルメン4点セット(2電工・乙4・二級ボイラ・冷凍機械3 or 消防設備士)・資格スケジュール(2017年度)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 全くのゼロからの人が、ビルメンテナンス業や設備業に必須の4資格(通称:ビルメン4点セット‐2電工・乙4・二級ボイラ・冷凍機械3 or 消防設備士)に独学合格・独学取得するためのスケジュール表(2017年度版)。ビルメン資格は「取り方」を間違えると、余計な時間を食う。

ビルメン4セットの独学スケジュール

 ビルメン4点セットとは、「第2種電気工事士(通称:2電工)」と「危険物取扱者・乙種4類(通称:乙4)」と「二級ボイラー技士(2ボイラ・2ボ)」、「第3種冷凍機械責任者(通称:冷3)」または「消防設備士」の4つの資格を指します。

 これらの資格を持っていると、設備職やビルメンテナンス業の就職・転職に強く、また、これらの職種や業種に限らず、それぞれの資格に求人があるので(冷3を除く)、一般企業の求人にも資するという、次第です。

 『取って損のない資格』を探しているなら、2電工・乙4・2級ボイラ・冷凍機械3 or 消防設備士を見ておけば、間違いありません。

 下の画像は、平成29年(2017年)のスケジュール表です。

 ゼロからビルメン資格を取る人は、「第2種電気工事士(2電工)」を中心に考えます。2電工は「6月の上期」と「10月の下期」と、2回の試験があるので、どっちを受けるかで計画を変える、といった寸法です。

 上期試験のスケジュールは下の画像で…、

 

 下期が、この下の画像です。

 

まず結論‐2電工最優先

 全くゼロからの人は、まず、何を置いても、「第2種電気工事士(2電工)」の取得を目指します。

 反対に言うと、2電工さえ取れたら、他のはてきとーでいいよ、お好きに・お手隙に・お暇があれば、となります。

 というのも、ビルメン資格では、「2電工」が最も重要で、他の資格を持っていても、2電工がないと、それだけで“履歴書の書類選考”は落ちるためです。

 2電工は「ほぼ必須」なので、最優先して取ります。先の画像の計画も、「2電工」を中心に組んでいます。

2電工は「受験の申込期間」が大事

 2電工で最も大事な日時は、上期試験の申し込み期間「3/16~4/6」と、下期の「6/16~6/29」です。

 「第2種電気工事士の独学」でも述べているのですが、2電工は、独学向けの優れた教材が多く、きちんと勉強すれば、必ず受かる試験となっています。

 もっと言うと、2電工は、試験は問題ではなく、“確実に本試験を受験する”ことが、一番大事なのです。

 ビルメン4点セットの資格のうち、2級ボイラーや危険物の乙4、消防設備士は、ほぼ毎月試験が行われるので、いつでも受けられます。

 対して、2電工は、「年に1回」しか受験できません。(上期と下期のうち、どちらか1つしか受けれません。)

 個人的なことですが、2電工を受け損ねて、1年待った苦い経験があります。1年はホント長いです。

 受付期間は、土日を除くと10日前後しかないので、絶対に忘れないよう、早め早めに申し込みます。確実に、期限内に試験の申込をしましょう。

 今ここで、カレンダーに丸をつけるのが賢明です。

 なお、受験に躊躇しているなら、とりあえず、問題を先送りして、「下期」に申し込んでおきます。

 申込さえしておけば試験は受けられますし、試験勉強も、追い込まれたら何とかなります!ホント、2電工は「申し込む」のが肝心です。

 ところで、2電工の申込みができなかった人、既に期限が過ぎていた人は、「第2種電気工事士有資格者用の資格スケジュール」の「第2種電気工事士の申し込みができなかった人」を参考ください。

2電工の本試験日

 上期・筆記の本試験日は「6/5」で…、

 技能の試験日は「7/23(または、7/24)」です。

 下期・筆記の本試験日は「10/1」で…、

 技能の試験日は「12/3」です。

 スケジュール帳やカレンダーに、すぐさま書き込んでおきましょう。

2電工・上期受験のスケジュール

 

 上記画像が、2電工の上期を受験する場合のスケジュールです。

 こんな風に、各資格の学習計画を組んでいけば、負担少なく資格が取れます。

 先述しましたが、上期・筆記の本試験日は「6/5」ですから、筆記の試験勉強は、「4月・5月」を充てます。

 技能の試験日は「7/23(または、7/24)」です。技能の試験勉強には、「6月・7月」を充てます。

 筆記・実技とも、ガチ文系で電気ド素人のわたしでも、「2ヶ月」で大部分は消化できたので、「2ヶ月」見ておけばよいかと思いますが、絶対に落ちたくない人や不安のある方は、上記スケジュールより1~2ヶ月早く、着手してください。教材類は3月なら売っているはずです。

 勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を、独学向けの使用教材は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」を参考ください。

 読むのがメンドクサイ人は…

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「すいーっと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし! 2種電工筆記過去問」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を…、

 技能の材料には、候補問題の作り方を網羅したDVDの付く「準備万端(推奨・2回セット)」を使います。

 独学合格の“キモ”は、「独学向けの良質な教材」を使うことなので、他に候補がなければ、文系ド素人のわたしでも“支障なく使いこなせて独学合格できた教材”を推薦します。

2電工・上期受験なら冷3が受けられる。

 

 再度、2電工上期受験のスケジュール表を挙げておきます。

 上期受験だと、第3種冷凍機械責任者(冷3)の受験が可能です。

 上期試験は筆記が「6月」に、技能は「7月」に終わります。

 対して、冷凍機械3は、本試験が「11月・第1週」で、試験勉強は概ね「9月・10月」なので、両者は日程が被らない、といった次第です。

 「設備系資格優先順位」でも述べているのですが、冷3は後回しにしてよい資格です。冷3は来年受験でも、全然構いません。

 が、ビルメン業に就きたい方・目指している方・万全を期したい方は、さっさと取っておくべきです。冷3を求めるところもあることにはあるし、いざ職に就いたときに、月当たり2千~5千円の「資格手当」という形で受験料も即、回収できるからです。

 冷3は、正直、資格の価値は劣ります。価値の順番は、「2電工>乙4>>>冷3=二級ボイラ=消防設備士」ってな感じです。

 しかしそれでも、「冷3は年に1回しか試験がない」ので、早く取った方が「気持ちがいい」し「資格取得が早く済む」のは間違いありません。

 ちなみに、わたしは、2電工の受かった翌年に冷3を受けましたが、やはり、「受ける資格が残っている」というのは、スッキリしないものがありました。

 さて、冷3の勉強方法は「第三種冷凍機械責任者の独学」を、使用教材は「冷3の教材レビュー」を一読ください。

2電工・上期受験のスケジュール‐乙4・2ボ・消設

 

 再度、2電工上期受験のスケジュール表を挙げておきます。

 残る乙4、二級ボイラー、消防設備士ですが、当該試験は、「非常に本試験が多い試験」です。

 二級ボイラーはほぼ毎月実施され、乙4・消防設備士は“越境受験”をすれば、2~3ヶ月に1回、受験できます。

 それだけ挑戦ができる=落ちても即リベンジ可能であり、また、空き時間に“放り込めばよい”てな塩梅です。

 重要なのは、「2電工の試験勉強と被せない」ことです。

 つまり、2電工の真っ最中の「4月・5月・6月・7月」には、乙4・2ボ・消設の試験を受けない、という次第です。

 時間に融通が効く人や、以前受けたが落ちた再挑戦の方なら、大丈夫なのですが、新規にゼロから勉強して受けるというのであれば、4~7月は『パス』の方が賢明です。

 いつでも受けられる試験のために、年に1回しかない2電工の試験勉強が、おざなりになる方が危険です。

 付け加えるなら、受験料・テキスト代・工具代・教材代等々、最も費用を食うのが2電工なのも、2電工を優先する理由です。

 まずは2電工を最優先し、他の資格は、試験前の1~3月か、試験が終わった8月以降、ボチボチ見ていけばいいです。

 まとめると、「1~3月・8~12月」に、乙4・2ボ・消設の申込・勉強・受験を入れていく、といった次第です。

 なお、2電工をのぞく優先順位は、「乙4」が筆頭で、「二級ボイラー」と「消防設備士」は、お好きに、です。

 また、蛇足ですが、「第2種電気工事士」は、消防設備士の「甲種」の受験資格になり、加えて、2電工の免状で、試験の一部免除が受けられます。

 2電工が無事通ってから、「消防設備士の甲種」を狙ってもいいです。

 さて、乙4の勉強方法等は「乙4の独学」を、独学向け教材については「危険物:乙4の教材」を…、

 二ボは「二級ボイラー技士の独学」と「二級ボイラー技士の教材レビュー」を…、

 消防設備士の甲種4類・乙種4類は「消防設備士:甲種4類(乙種4類)の独学」と「消防設備士:甲種4類(乙種4類)の教材」をば、お目汚しください。

 消防設備士:乙6の勉強方法等は「乙6の独学」を、独学向け教材は「乙6教材レビュー」を参考ください。

2電工・下期受験のスケジュール

 

 上記画像が、2電工の下期を受験する場合のスケジュールです。

 こんな風に試験勉強を組んでいけば、負担少なく資格が取れます。

 上期受験との違いは、『第3種冷凍機械責任者(冷3)』を受験しない、という点です。

 下期試験は筆記が「10月1日」に行われるので、試験勉強は、「8月・9月」いっぱいかかります。

 下期の技能試験は「12月3日」で、試験勉強は、「10月・11月」を見ておく方が賢明です。

 冷凍機械3は、本試験が「11月の第1週」で、試験勉強期間は、概ね「9月・10月」であり、このため、筆記・技能ともども、2電工と“被って”しまっています。

 2電工と冷3の求人数比は、「3,400社:4社」で、比較になりません。2電工の試験勉強の真っ最中に、不合格となるリスクを犯してまで、冷3を受ける必要はありません。

 時間に融通が効く人や、再挑戦の方なら、受けても大丈夫ですが、そうでないなら、来年に回す方が賢明です。また、冷3は難化中なので、腰を落ち着けて受験する方がいいでしょう。

 ちなみにわたしは、2電工の受かった翌年に冷3を受けに行きました。

 下期を受験するなら、「冷凍機械3」は、後回しの来年です。

 先述したように、2電工の試験勉強は、おおむね「2ヶ月」を見ておきます。不安な人や絶対に落とせない人は、上記スケジュールより「1~2ヶ月」早く着手することを勧めます。

 最後に、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を、独学向けの使用教材は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」を参考ください。

 読むのがメンドクサイ人は…

 筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」を、

 筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「すいーっと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし! 2種電工筆記過去問」を使います。

 技能のテキストは、写真の多い「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験すいーっと合格」を…、

 技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「HOZAN 電気工事士技能試験セット S18」を…、

 技能の材料には、候補問題の作り方を網羅したDVDの付く「準備万端(推奨・2回セット)」を使います。

 独学合格の“キモ”は、「独学向けの良質な教材」を使うことなので、他に候補がなければ、文系ド素人のわたしでも“支障なく使いこなせた教材”を使ってみてください。

2電工・下期受験のスケジュール‐乙4・2ボ・消設

 

 再度、2電工下期受験のスケジュール表を挙げておきます。

 2電工の下期を受験する場合、試験勉強は「8月」から始まり、技能試験の「12月3日」まで続くことになります。

 これを反対に言えば、「1月~7月・12月」は、2電工とバッティングしない、という次第です。

 ですから、乙4・2ボ・消設は、当該空いた「1月~7月・12月」に、申込・勉強・受験をするという手合いとなります。

 二級ボイラーは毎月、乙4と消設は2~3ヶ月に1回、試験が行われるので、皆さんの予定・公私の忙しさに応じて、随時、組み込んでいけばいいでしょう。

 優先順位の筆頭は「乙4」で、二級ボイラーや消防設備士は後回しでかまいません。来年に回してもOKです。

 蛇足ですが、「第2種電気工事士」は、消防設備士の「甲種」の受験資格になり、2電工の免状で、試験の一部免除が受けられます。

 2電工が無事通って免状を発行してから、「消防設備士の甲種」を狙うのがいいでしょう。なお、消防設備士の乙種には、受験資格がありません。

 さて、乙4の勉強方法等は「乙4の独学」を、独学向け教材については「危険物:乙4の教材」を…、

 二ボは「二級ボイラー技士の独学」と「二級ボイラー技士の教材レビュー」を…、

 消防設備士の甲種4類・乙種4類は「消防設備士:甲種4類(乙種4類)の独学」と「消防設備士:甲種4類(乙種4類)の教材」をば、お目汚しください。

 消防設備士:乙6の勉強方法等は「乙6の独学」を、独学向け教材は「乙6教材レビュー」を参考ください。

求人数 - 参考データ

 資格の価値と優先順位の把握のために、各資格の求人数(ハローワーク)を挙げておきます。

 各資格の直近調査での求人数はおおむね…、

 第2種電気工事士は、「3,400件」、

 冷凍機械3(第三種冷凍機械責任者)は、「全種で4件(※)」、

 二級ボイラー技士は、「450件」、

 乙4は、「1,300件」、

 消防設備士(乙種)は、「140件」です。

 優先順位はこれらの数字に尽きます。

 (※)ハローワークでは、「高圧ガス責任者冷凍」という名称にて、1種から3種がまとめて表記されている。全種合算が「4件」である。

 なお、優先順位の理由や詳細については、「設備・メンテナンス資格の優先順位」を参考ください。

こまごましたもの

 資格のこまごましたことは、たとえば、「消防設備士の電気工事士免除の実態」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は…、

 「第2種電気工事士:ブログ記事」

 「ボイラー技士:ブログ記事」、

 「危険物取扱者:ブログ記事」、

 「消防設備士:ブログ記事」をば、ご参考ください。

 「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」も、多少は役に立つかと思います。

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