第22問は、「電線管」と「配線」の図記号の基礎的・基本的な問題です。
本問ができないのは、圧倒的に勉強不足でヤバイです。絶対に取れるようになっておいてください。
言うまでもなく、文系ド素人は、本問を落とすわけには行きません。
本問ができないと、技能でも支障があるので、必ずマスターです。
本問は、「1つの問題に、2つの問い」が含まれているので、消去法で行くのがベターです。
「電線管」と「配線」の図記号を、1つ1つ、潰していきましょう。
なお、憶え方があります。
「電線管」については、ブログ記事「電線管の種類と記号の憶え方‐薄鋼電線管・ねじなし電線管・2種金属製可とう電線管」と…、
「電線管の種類と記号の憶え方2‐PF管とCD管・VE管・HIVE管・FEP管」を…、
「配線」については、ブログ記事「配線を表す図記号の憶え方」を参考にしてみてください。
ま、憶えてさえいれば、1点です。文系ド素人のためにあるような問題であります。
まず「イ」ですが、記号は「E」なので、「ねじなし管」です。(先のリンク記事で言えば、ね→NE→Eです。)
んなもんで、「厚鋼電線管」と表記されている時点で「×」と相なります。
また、配線ですが、点線は「露出配線」なのに、選択肢は「天井隠蔽配線」となっているので、これまた「×」です。
従って、「イ」は、くそみそにダメってな寸法です。
選択肢「ロ」ですが、実線は「天井隠蔽配線」なのに、選択肢が「露出配線」となっている時点で「×」となります。
なお、当該選択肢は、何気に間違えやすいので注意です。露出配線は点線です。
なお、電線管は「PF」ですが、これは「合成樹脂製可とう電線管」です。
「硬質塩化ビニル電線管」は「VE」なので、これまた「×」です。
んなもんで、「ロ」もくそみそにダメ、ってな次第です。
「ハ」の電線管には記号がありません。
そう「なし」ですので、「薄鋼電線管」と相なります。(先のリンク先に言うと、ないない尽くし→薄幸→薄鋼)
んなもんで、この時点で「×」となります。
なお、配線は、実線は天井隠蔽配線なので正しいです。
「ニ」は、点線なので露出配線です。従って「正しい」です。
電線管は(F2)なので、「2種金属可とう電線管」で、「正しい」です。
「正しい」に「正しい」なので、当該選択肢が「○」と相なる次第です。
なお、記号中に「2」という数字が出るのは、当該「“2”種金属可とう電線管」だけなので、「2」がらみで憶えるといいでしょう。
本問は、電線管と配線の図記号の、基礎・基本問題で、落とすわけには行きません。
憶えるのはなかなかに難ですが、先に消化したブログ記事を参考にしてみてください。少しは負担が軽くなるはずです。
参考:電線管の種類と記号の憶え方‐薄鋼電線管・ねじなし電線管・2種金属製可とう電線管
参考:電線管の種類と記号の憶え方2‐PF管とCD管・VE管・HIVE管・FEP管
参考:配線を表す図記号の憶え方
ホント、知っていさえいれば取れるので、こういう論点こそ、文系ド素人は率先して勉強しなくてはいけません。
間違えた人は、最低でも3回は解き直してください。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 筆記H28後期, 2電工筆記‐過去問 | 2017年4月6日 11:38 AM |
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第23問は、よく考えたらわかる「常識問題」です。
問題文にはいろいろ書かれていますが、常識を働かせてパスしましょう。
先も言ったように、本問は常識的に考えれば、正解に到達できます。
本問のテーマは、木造住宅の金属板張りの壁の配線工事なわけですが、危惧すべきは、「漏電による出火」です。
このため、「電気的に接続」されていると、万が一の漏電の際に、金属入りの壁に電気が流れてしまい、当該電気の熱で出火しかねません。
んなもんで…、
「イ」は、「金属管工事」で「電気的に完全に接続」とあるので「×」です。
「ロ」は、「金属管工事」で「金属管と金属板張りとを接触」とあるので「×」です。
「ハ」は、「金属可とう電線管」で「電気的に接続」とあるので「×」です。
これで消去法で答えが「ニ」と相なります。
答えは「ニ」なのですが、選択肢を読めばこれっぽいことがわかります。
「ケーブル工事」は、ごぞんじのように、『どんな工事でも可能』でした。
「金属板張りを十分に切り開いた」も、妥当な処置です。
「ケーブルを合成樹脂管に収めて」もOKで、「電気的に絶縁」も、これまた、妥当です。
こういった次第で、選択肢の内容からも、当該「ニ」を選べられるかと思います。
本問は、一見すると“ぎょっ”としますが、よくよく選択肢を当たれば、「こら、まずいんでないかい」とわかるはずです。
落ちついて問題文を読んで、解答してください。今後、こういう問題が増えるはずです。
なお、当該問題のテーマは、「消防設備士」という資格の「乙種7類:漏電火災警報器」が対象としている試験です。
漏電火災警報器は、「木造作りで、鉄網入りの壁」がある場合、設置義務が生じる機器となっています。
消防設備士の乙7は、第2種電気工事士があると、「試験免除」をがっつり受けられるので、合格後、余裕のある方は受験を考えてみてください。
参考:消防設備士:乙7の独学
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 筆記H28後期, 2電工筆記‐過去問 | 2017年4月6日 11:35 AM |
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第24問は、シンプルな「知識問題」です。
文系ド素人でも余裕で取れるので、しっかり点にしましょう。
「導通試験」とは、器具への結線の「未接続」がないか、回路の「接続」が正しいか、電線が「断線」していないかを調べる試験です。
選択肢「イ」「ハ」「ニ」は、まさに、導通試験そのままの説明であり、問答無用で「○」です。
んなもんで、誤っている選択肢は、「ロ」の「電路の“充電”の有無を確認する」です。
なお、当該導通試験は、おなじみ「回路計(テスタ)」が使われます。
おさらいとして、選択肢の「ロ」は、しっかり見ておいてください。
「電路の充電の有無を確認する」測定器は、おなじみの「検電器」です。(ネオン式や音響発光式があります。)
「検電器」は、測定器の論点では頻出ですので、「回路計(テスタ)」と併せて復習しておいてください。
反対に言うと、「ロ」の選択肢を読んだ時点で、(あれ、これ、検電器じゃん。検電器って導通試験に使ったけ?)と思い至れば、正解を導けるはずです。
本問は、絶対に取らないといけない問題です。
知っていさえいれば取れるので、こういう問題こそ、文系ド素人は取らなくてはいけません。
間違えた人は、最低でも3回は解き直してください。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 筆記H28後期, 2電工筆記‐過去問 | 2017年4月6日 11:29 AM |
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