第2種電気工事士の筆記試験で問われる、電線管の種類及び記号は、全部で7つあります。本ページでは、「薄鋼電線管」と「ねじなし電線管」と「2種金属製可とう電線管」の“こじつけ”憶え方を紹介します。
以下に述べるのは、憶えるためだけの“こじつけ”です。公言すると笑われるので、試験用と割り切ってご利用ください。
薄鋼電線管の記号は、「なし」です。
読んで字の通り、「うすこうでんせんかん」ですが、「薄鋼」を「はっこう」と“こじつけ”ます。
「はっこう」は、「薄幸」と読み換えられます。
「記号すらない、薄幸の電線管」という風に憶えれば、スムーズに頭に入ります。
なお、あまり出題実績はないのですが、「厚鋼電線管」というものもあります。
カッコの中の数字が偶数なら「厚鋼」で、奇数なら「薄鋼」となっています。極まれに出る可能性があるので、余力のある人は押えておきましょう。
まあ、出るのはほとんどが「薄鋼電線管」です。
ねじなし電線管の記号は、ご存知の通り「E」です。
さて、どう、“こじつけ”しましょうか?
「ねじなし」が「ひらがな」で特徴がありますから、ココを“こじつけ”たいと思います。
「ねじなし」の「ね」は、ローマ字で打つと「NE」です。
「NE」の母音の「E」と、記号の「E」を“こじつけ”れば、スムーズに頭に残るかと思います。
なお、当該ねじなし管は、技能試験の問題で登場します。
ですから、当該ねじなし管が使われている問題を探してきて、複線図を読んだり作り方をなぞってみたりすると、すぐに頭に残ります。
基本、筆記は通るので、技能試験の教材を購入して、実物を手にしていじってみれば、百聞は一見に如かずで、即憶えられます。
参考:技能試験の教材
2種金属製可とう電線管の記号は、皆さんご存知のように、「F2」です。
さて、どう、“こじつけ”て憶えましょうか?
カンタンです。
電線管の中で「数字」が出てくるのは、当該“2”種金属製可とう電線管のみですから、ココを“こじつけ”します。
2種金属製可とう電線管の最初の「2」と、記号の「F2」と“こじつけ”ると…、
「2とF2」の“2がらみ”
…で、2種金属製可とう電線管の記号を頭に入れることができます。
試験問題にて、「2種金属製可とう電線管の記号はどれか?」と出たら、「2絡みだから、2がついたもの」を探せばよい、という塩梅です。
また、当該2種金属製可とう電線管は、「プリカチューブ」と呼ばれ、本試験では、後者の方でよく呼ばれています。
PF管とよく似ているので、プリカチューブはどれ?的な写真問題で、狙われやすいところです。
両者の区別が付くように、テキストの写真を凝視してください。
以上、「薄鋼電線管:なし」「ねじなし電線管:E」「2種金属製可とう電線管:F2」の憶え方でした。
なお、第2種電気工事士の試験勉強全般については、「第2種電気工事士の独学」を参考ください。
また、独学向け教材については、「筆記試験の教材」を一読ください。
2015年9月8日 10:17 AM
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