独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第25問:絶縁抵抗値‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第25問は、問題文も選択肢もコチャコチャ書かれていますが、「絶縁抵抗」を問うただけの「知識問題」です。

絶縁抵抗の表を暗記していれば、文系ド素人でも余裕で取れるので、暗記に励んでください。

解説

本問を解くには、一枚の表があればいいです。

この表に当てはめるだけです。

本問の屋内配線は、「単相3線式100/200V」です。

従って、表の使用電圧区分は「300V以下」の「対地電圧が150V以下」に該当します。

表の「絶縁抵抗値」は、「0.1MΩ以上」となっています。

んなもんで、答えは「イ」と相なります。

説明

選択肢の「電路と大地間」と「電線相互間」は、まあ、言ってしまえば、一種のフェイクで、出題者の罠といっていいです。

そもそも、「絶縁抵抗」という概念自体が、「電路と大地間」と「電線相互間」を対象としています。

んなもんで、先述したように、先の絶縁抵抗の表の絶縁抵抗値を、双方に適用する、といった塩梅です。

選択肢にはいろいろ数字が並んでいて、混乱しそうですが、出題者の“意図的な嫌がらせ”に引っかからないようにして下さい。

まとめ

本問は、「絶縁抵抗値の表」さえ憶えておけば、文系ド素人でも余裕で点が取れます。

ですから、絶対に取らないといけない問題です。

先の表は、本試験ではド頻出ですので、テキストを何度も見るなり、スマホ等に保存するなりして正確に暗記してください。

参考:絶縁抵抗値の表

本問を1問取れば、難問を1問捨てれます。

電気理論や電気工事、複線図では、難問がひしめき合って、芋洗い状態です。

こういう取れる問題を確保することで、先の難問の失点に備える次第です。

反対に言えば、電気の公式や理屈を勉強したくない人こそ、こういう問題を取りに行かねばなりません。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
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第26問:ネオン式検電器‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第26問は、シンプルな「知識問題」です。

文系ド素人でも余裕で取れるので、しっかり点にしましょう。

解説

解説するまでもありませんが、「ネオン式検電器」は、「電路の充電の有無を確認する」器具です。

んなもんで、「充電」との文言のある「ニ」を選ぶ、といった次第です。

説明

本文のテーマの「ネオン式検電器」は、測定器の論点で、何気に狙われるものとなっています。

その理由は、多くの測定器は、名前自体が、機能を説明しているからです。

たとえば、「絶縁抵抗計」は、その名の通り、「絶縁抵抗」を測定する計器です。

「接地抵抗計」も、そのまんま「接地抵抗」を測定する計器です。

これでは、問題になりません。

これに対して、「ネオン式検電器」は、名前だけ見ても、用途が分かりません!!

そう、「ネオン式検電器」のキーワードである「充電」が、どこにもないからです。

言うなれば、「ネオン式検電器は試験向け」という塩梅で、んなもんで、よく問われる、といった次第です。

「ネオン式検電器」は、他の論点でほとんどでないので、手薄になりがちです。しっかり憶えておきましょう。

おさらい用に

復習用に、本問の選択肢を見ていきます。

「イ」の「ネオン放電灯の照度を測定する」ですが、おおむね「照度計」だと見当が付きます。

「ロ」の「ネオン管灯回路の導通を調べる」ですが、導通試験は、おおむね「回路計(テスタ)」だと踏めます。

「ハ」の「電流の漏れ電流を測定する」は、「クランプ形電流計」だとわかります。

これらの測定器も頻出なので、併せて憶えておきましょう。

まとめ

本問は、絶対に取らないといけない問題です。

電気理論や電気工事、複線図では、難問がひしめき合って、芋洗い状態です。

こういう取れる問題を確保することで、先の難問の失点に備える次第です。

反対に言えば、本問を1問取れば、難問を1問捨ることができる、という塩梅です。

電気の公式や理屈を勉強したくない人こそ、こういう問題を取りに行かねばなりません。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

第27問:力率‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第27問は、問題文に「力率」とあるので、文系ド素人なら、気が遠くなりそうです。

しかし、ぜんぜん、得点できる問題です。

「公式」を憶えておけば「1点」ですので、文系向けの問題といえます。

ぜひ、貴重な1点を確保しましょう。

また、本問は、常識的に考えれば答えが導けるので、あきらめないようにしましょう。

解説

本問では、「公式」を憶えていないと、手も足も出ませんが、知っていたら「即解」です。

その公式は、お馴染みの「有効電力P」の公式で…、

P=VI cosθ

…です。

この公式をひっくり返せば…、

力率(cosθ)=P/VI

…と相なります。

ここまで来たら選択肢を吟味するだけであります。

「V」は、電圧なので、「電圧計」が要ります。

「I」は、電流なので、「電流計」が要ります。

「P」は、有効“電力”なので、「電力計」が要ります。

従って、「ハ」が正解となります。

説明

本問は、「周波数計って使うか?」と、軽い疑問が湧けば、正解にたどり着けます。

正解の「ハ」以外には、「周波数計」が含まれていますが、当該機器は「周波数」を測定するものです。

常識的に、「なんで、力率を求めるのに、周波数が必要なんだろう?」と思い到れば、選択肢を判別できます。無線従事者じゃないんですから。

で、「イ」「ロ」「ニ」が消去できて、答えが「ハ」と相なる寸法です。

まとめ

本問は、ぜひとも取りたい問題です。

電気理論の問題には、本問以上に難しい問題はざらです。

本問のように、「有効電力P」の公式が頭に入っていたら解けるシンプルな出題の方が少数です。

こういう取れる問題は、落とさないようにしましょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。