独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

捨て問候補一覧‐平成28年の後期の筆記試験

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

平成28年の後期の筆記試験の寸評。文系ド素人なら「捨て問」にしても仕方のない問題をピックアップ。手に負えないなら、当該問題群は、「捨てる」のが賢明である。第5、6、11、12、21、31、42、43、44、48問の10問が捨て問候補。過去問に大きく「×」をしておくとよい。

第2種電気工事士の筆記試験の合格ラインは「6割」です。

試験問題は「50問」出題されるので、「50×6」の「30問」を正解できれば、筆記はパスとなります。

逆を言えば、2電工は、「満点を取らなくてもよい」という次第で、手に負えない論点は「捨て問」にできる、といた塩梅です。

本ページでは、以下、文系ド素人なら「捨てても止むえない」問題を列挙します。

わたしが受験生当時に捨てていた問題、また、“今、再受験するにしても捨てる問題”を挙げていくので、試験勉強の指針にしてください。過去問に大きく「×」をしておくとよいでしょう。

逆を言えば、以下に述べる問題以外は、「すべて、取れるようになっておく」必要があります。

捨て問候補‐電気理論

「電気理論」は、おおむね8問ほど出題されるのが常です。

H28後期の筆記の電気理論で「難」なのは…、

第5問の「三相交流回路」と…、

第6問の「単相3線式回路」です。

当該2問の問題は、文系ド素人だと理解するのに時間がかかるため、ぶっちゃけ、費用対効果が悪いのです。

時間に余裕がない人は、「捨て問」にして、他の論点を憶えこむ方が絶対に賢明です。

参考:第5問

参考:第6問

なお、当該2問以外は、文系ド素人でも、ちょっとした勉強で点が取れる難易度なので、得点としてください。

捨て問候補‐電気工事系

「電気工事」の論点は、おおむね5~6問ほど出題されます。

H28後期の筆記の電気理論で「難」なのは…、

第11問の「漏電遮断器」と…、

第12問の「技能問題」と…、

第21問の「電磁的不平衡」となっています。

第11問には、テキストにはそれほど出てこない器具が出題されており、解くのは「難」です。取れなくても仕方がありません。

第12問は、「技能試験」に絡む問題で、筆記のテキストのみでは対応できない問題です。このため、取れなくても仕方がないといえます。

第21問は、技能の勉強で候補問題を解いていると、選択肢の“不自然さ”から、何とか判別は付くのですが、テキストのみの勉強では難しいでしょう。

これら3問は、『運』でしか正解できないので、わからなければ「捨て問」です。

参考:第11問

参考:第12問

参考:第21問

配線図の捨て問候補

配線図問題の捨て問は…、

第31問「3路スイッチ」と…、

第42問「複線図:コネクタの種類と個数」と…、

第43問「複線図:ケーブルの本数」と…、

第44問「複線図:リングスリーブの種類と個数」と…、

第48問「写真鑑別:工具」となっています。

「配線図」の問題では、「複線図」を理解していないと取れない問題が、多々出ます。

上記31問、42~44問がこれに該当し、文系ド素人なら、できなくても仕方がないといえます。

当該「複線図」は、理解するのに時間がかかる上、テキストのみの勉強では、ホント、理解しにくいものがあります。

ですから、「複線図」が苦手なら、上記問題群は「捨て問」にするとよいでしょう。どのみち技能でやるのですから、筆記で無理する必要はありません。

当該4つの問題が取れなくても、合格点は十分に確保できます。

参考:第31問

参考:第42問・第43問

参考:第44問

ちなみに、わたしが受験生当時は、複線図問題は「捨て問」で、問題文を読むや否や、即、3番にマークしていました。それでも、「42問」取れてパスできました。

さて、最後に、第48問の写真鑑別ですが、これは「難」でも、即「やさしい」になる問題です。

実物を知らないと間違えるが、実際に工具に触れたことがあるなら、間違えようのない問題です。

該当ページにも述べていますが、工具は筆記のときから買っておいて損はありません。

参考:第48問

まとめ

以上、「捨て問」候補を挙げました。

ぜんぶで「10問」を捨てるので、解くのは「40問」となります。

先も言ったように、合格基準は「正解30問」なので、まだまだ余裕はあります。

また、残る「40問」は、定番かつ頻出の問題で構成されており、きちんと過去問を解いていれば、まず、点数にすることが可能です。

つまり、文系ド素人でも、点の取れるオンパレードであり、また、ちょっと勉強するだけで点の取れる問題も多いです。

電気理論や配線図など、理解に時間がかかるものは、「捨て問」か「後回し」として、まずは、確実に点となる論点から消化していってください。

また、2電工は、競争試験ではありません。つまり、成績上位から一定人数を合格とする“調整”がない、といった次第です。

ガチで「6割」取れたら「合格」です。全受験生が6割取れば、全員合格です。ですから、まずは、6割取ることを念頭にがんばってください。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

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