2問‐大阪府 H28年度(2016年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、リスク評価の問題です。常識的に考えれば解ける問題です。ぜひとも、正解してください。難易度は「ふつう」です。

2問‐リスク評価

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 誤った記述です。

 医薬品は、食品以上の安全性基準が求められています。

 身近な規制で考えてみましょう。医薬品の市販には、薬剤師や登録販売者がいないとダメですが、食品の市販には、そういう有資格者が必要でしょうか?

 屋台等を考えてみても、有資格者はいないので、問題文のいうような「食品と同等の安全性基準」ではないことがわかります。

 こうした次第で、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

解説:b

 正しい記述です。

 少ない量でも、「長期連用」は避けるべきです。

 こうした次第で、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 誤った記述です。

 定番論点の“アルファベット略語”です。ぜんぶ、憶えておきましょう。

 本問は、記述が「逆」です。正しくは…、

 製造販売後の調査及び試験の実施の基準・・・Good Post-marketing Study Practice(GPSP)

 製造販売後安全管理の基準・・・Good Vigilance Practice(GVP)

 …となっています。

 こうした次第で、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

 残りのアルファベット略語”は、以下のとおりです。押えておきましょう。出ます。

 医薬品の安全性に関する非臨床試験基準・・・Good Laboratory Practice(GLP)

 医薬品のヒトを対象とした臨床試験の実施の基準・・・Good Clinical Practice.(GCP)

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 これらの組み合わせを探せば、「5」と相なります。

 正解:5

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品本質・・・「ふつう」。

 2問:リスク評価・・・「ふつう」。

 3問:副作用・・・「ふつう」。

 4問:アレルギー・・・「ふつう」。

 5問:医薬品の使用・・・「ふつう」。

 6問:相互作用・・・「ふつう」。

 7問:医薬品食品・・・「ふつう」。

 8問:小児・・・「ふつう」。

 9問:高齢者・・・「ふつう」。

 10問:妊婦・・・「やさしい」。

 11問:配慮・・・「ふつう」。

 12問:プラセボ・・・「やさしい」。

 13問:医薬品品質・・・「ふつう」。

 14問:一般用医薬品役割・・・「ふつう」。

 15問:セルフメディケーション・・・「ふつう」。

 16問:コミュニケーション・・・「ふつう」。

 17問:サリドマイド・・・「ふつう」。

 18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:CJD・・・「ふつう」。

H28 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H28 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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