第117問‐長野県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「短期間の服用にとどめ、連用しない」についての問題です。「連用しない」の問題です。定番論点であり、「医薬品」でもおなじみのものが出ているので、大丈夫かと思います。復習して、解けるようにはなっておきましょう。

第117問‐短期間の服用にとどめ、連用しない

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 解答のキーワードは、「カンゾウ」と「グリチルリチン酸」です。

 これらを過剰摂取すると、「偽アルドステロン症」が生じる恐れがあります。

 よって、「3 偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため」が正解となります。

 「連用しない各種」も、参考にしてください。

 「カンゾウ・・・グリチルリチン酸・・・偽アルドステロン症」は、「医薬品」でもド定番論点なので、大丈夫かと思います。

補足1

 「1 長期連用により、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあ るため。」ですが、これは、「スクラルファート、水酸化アルミニウム ゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケ イ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイ ト、アルジオキサ」などです。

 参考:長期連用しない

補足2

 「2 副腎皮質の機能低下を生じるおそれがあるため。」ですが、これは、「ステロイド性抗炎症成分」です。

 参考:長期連用しない

補足4

 「4 海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため」ですが、これは、「次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス」です。

 参考:連用しない各種

答え

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:添付文書

 102問:適正使用情報

 103問:添付文書の使用上の注意

 104問:保管及び取扱い

 105問:一般用医薬品の製品表示

 106問:緊急安全性情報

 107問:総合機構のホームページ

 108問:適正使用情報

 109問:安全性情報報告制度

 110問:医薬品の副作用等の報告

 111問:副作用被害救済制度

 112問:医薬品の安全対策

 113問:啓発活動

 114問:使用しない‐基礎疾患

 115問:使用しないこと‐牛乳によるアレルギー症状

 116問:使用しない‐妊婦等

 117問:短期間の服用にとどめ、連用しない

 118問:使用しない‐6歳未満の小児

 119問:相談すること

 120問:相談すること‐基礎疾患

令和5年度 長野県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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