「2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が、計26例報告された。」
短いながらも、重要なところです。
一般用のかぜ薬で、間質性肺炎が発生しています。
まずは、ここです。
かぜ薬だからと言って甘く見ないでください。近年、ドンドコ出題されています。
んでは、本文に戻ります。
「厚生労働省では、」
「● 一般用かぜ薬は、一般の消費者が自らの選択により購入して使用するものであること」
「● 間質性肺炎は重篤な副作用であり、その初期症状は一般用かぜ薬の効能であるかぜの諸症状と区別が難しく、症状が悪化した場合には注意が必要なこと」
「を踏まえ、同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示することとした。」
一般用かぜ薬ですが、使用上の注意の改定がなされています。
読み落とさないでください。全部をシッカリ読んでおきましょう。
んでは、本文に戻ります。
「それ以前も一般用かぜ薬の使用上の注意において、「5~6回服用しても症状が良くならない場合には服用を中止して、専門家に相談する」等の注意がなされていたが、」
「それらの注意に加えて、まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」旨の注意喚起がなされることとになった。」
かぜ薬をお持ちの方は、ぜひ、添付文書なりをチェックしてみてください。
、「5~6回服用しても症状が良くならない場合には服用を中止して、専門家に相談する」趣旨の記載があるはずです。
また、同時に、「まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」の注意書きがあるはずです。
両論点は、「医薬品的な問題」で出そうなところでもあります。
かぜ薬だからといって油断せず、シッカリ読んでおきましょう。近年、出題されるようになっています。
いったん終わります。
「Ⅳ 一般用医薬品に関する主な安全対策」のその3(一般用かぜ薬による間質性肺炎)は、以上です。
「その4」に続きます。
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