「左右の腎臓と膀胱は尿管でつながっており、腎臓から膀胱を経て尿道に至る尿の通り道を尿路という。」
「尿のほとんどは水分で、尿素、尿酸等の老廃物、その他微量の電解質、ホルモン等を含む。尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。」
「泌尿器系」の「尿路(膀胱、尿道)」ですが、出ることには出る論点です。
ただ、選択肢の1つくらいに出るのが関の山で、1問丸ごとというのは、あまりないです。
また、難しい問題は出てませんし、ガチ暗記する語句もないので、シッカリ読み込んでおけば、大丈夫です。
出題例としては、「大阪 H30 第64問」や「宮崎県 R4 第25問」があります。
「尿路」と「尿道」の入れ替え問題くらいが、注意すべきかなーと思います。
たとえば、「左右の腎臓と膀胱は“尿路”でつながっており、腎臓から膀胱を経て尿道に至る尿の通り道を“尿管”という」とかです。
意外に、気が付かないので注意してください。
後は、「細菌等の微生物は存在しない」くらいを押えておきましょう。
んでは、本文に戻ります。
「下腹部の中央に位置し、尿を一時的に溜める袋状の器官である。尿が膀胱に溜まってくると刺激が脳に伝わって尿意が生じる。」
「膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。」
当該膀胱ですが、注意すべきは、排尿のメカニズムです。
「膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。」のところです。
一読しても、わかり難い記述のため、よく出ます。
・膀胱括約筋→緩む
・排尿筋→収縮
…は、押えておきましょう。
よく「膀胱括約筋が“収縮する”と、同時に膀胱壁の排尿筋が“緩んで”、尿が尿道へと押し出される」とか…、
「膀胱括約筋が“締まると”と、同時に膀胱壁の排尿筋が“膨張して”、尿が尿道へと押し出される」などと変えられます。
当該膀胱の唯一の注意ポイントです。シッカリ見ておいてください。
そして、一度憶えても、だんだんと記憶の混同が起きやすいところです。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、復習してください。
んでは、本文に戻ります。
「膀胱に溜まった尿が体外に排泄されるときに通る管である。」
「女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。」
「高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。」
「また、男性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺がある。加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。」
当該尿道ですが、難しい記述ではないです。
こういうとアレですが、身近な器官なので、体感的にわかると思います。
一読すれば、理解できるかと思います。出題例としては、「長崎県 R4 第25問」があります。今後も、このくらいのレベルでしょう。
なお、個人的には、「前立腺肥大」を押さえておきたいです。
「適正使用」の「排尿困難」と絡んでくるからです。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
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