「心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。血液は心臓がポンプの役目を果たすことによって循環している。」
「心臓」の定義ですが、言うほど、難しい問題は出てないです。
ほぼそっくりそのままが選択肢に出るくらいです。
出題例としては、「香川県 R3 第25問」です。
ただ、いじろうとすれば、いくらでも変えることのできる記述です。
たとえば、「“骨格筋”でできた握りこぶし大の袋状の臓器」とか…、
「握りこぶし大の“スポンジ”状の臓器で」とか…、
「心筋でできた握りこぶし大の“空豆”状の臓器」とか…、
「胸骨の“前方”に位置している」とか…、
「“肋骨”の後方に位置している」とかです。
正しいのは、それぞれ「心筋」、「袋」状、「袋」状、「後方」、「胸骨」です。
ここまで出ていもいいように、精読しておきましょう。
なお、“スポンジ”状の臓器は、「脾臓」です。
んで、“空豆”状の臓器は、「腎臓」です。
では、本文に戻ります。
「心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。」
「心房で血液を集めて心室に送り、心室から血液を拍出する。このような心臓の動きを拍動という。」
「心臓」のド定番論点です。
まずもって、「上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞」を暗記です。
上が心房です。下が心室です。
次に、「心房」と「心室」の役割がよくよく問われます。
・心房・・・血液を集めて心室に送る。
・心室・・・血液を拍出する。
上記は、確実に押えておきましょう。中学理科レベルです。
また、ここは、「入れ替え」問題が多発地帯です。典型的な出題例が「東京都 R3 第24問」です。
出題者の悪意をガチで感じます。間違えないようにしましょう。
では、本文に戻ります。
「その際に血液が確実に一方向に流れるよう、心室には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、拍動と協調して交互に開閉する。」
「心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。」
ド定番論点です。
・右側部分(右心房、右心室)・・・全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
・左側部分(左心房、左心室)・・・肺でのガス交換が行われた血液が全身に送り出される。
「入れ替え」問題が多発しており、典型的な出題が、「福岡県 R3 第24問」です。
右と左の役割を、キッチリ暗記してください。
無理からですが、「右肺、左全身」くらいに憶えてしまいましょう。
受験生が混同しやすいところです。憶え間違いをしやすいところです。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、再確認してください。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
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