午後18問‐山口県 過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「駆虫薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後18問‐駆虫薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「駆虫薬は、一度に多く服用すると駆虫効果が高まるが、副作用が現れやすくなる。」ですが、誤った記述です。
駆虫薬は、一度に多く服用しても、駆虫効果が高まりません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、後半の「副作用が現れやすくなる」は、正しいです。
選択肢b
選択肢bの「サントニンは、服用後、一時的に物が黄色く見えたり、耳鳴り、口渇が現れることが ある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。「サントニン」などで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「カイニン酸は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑え、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる」ですが、誤った記述です。
駆虫薬の定番論点です。個々の薬の蟯虫・回虫の区別は、必ず押えておきましょう。
間違っているのは、「蟯虫」のところです。
正しくは、「回虫」です。
参考：カイニン酸
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「駆虫薬は、駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることがあり、ヒマシ油が用 いられる。」ですが、誤った記述です。
何を言ってんだ！と突っ込む選択肢です。
確かに、駆虫薬は、「駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることがある」のです。
しかし、「ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まるため、ヒマシ油との併用は避ける必要がある。」と、明記されています。
全然ダメな選択肢なので、引っかからないようにしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
医薬品
令和2年度 山口県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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