本問は、「基本知識」の「小児等」の問題です。難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「小児向けの用法用量が設定されていない一般用医薬品の場合は、保護者等に対して、成人用の量から適宜減らした量を小児へ与えるよう説明することが適切である。」ですが、誤った記述です。
実によく出る注意事項です。
一般用医薬品には、小児が摂取してはならない成分があります。
たとえば、「アスピリン」ですが、これは、「アスピリンは、15歳未満の小児には、いかなる場合にも、一般用医薬品として使用してはならない」と注意喚起が為されています。
よって、アスピリンが含まれた医薬品を、半分にしたとしても、小児には与えてはなりません。
こうしたことから、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「家庭内において、小児の誤飲・誤用事故を未然に防止するためには、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要である。」ですが、正しい記述です。
小児は、配偶者のように、なんでも口に入れる傾向があります。
よって、選択肢の言うような「管理」が重要となります。
選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「小児は血液脳関門が未発達であり、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が 脳に達しにくいため、中枢神経系に影響を与える医薬品による副作用は起こしにくい。」ですが、誤った記述です。
「逆」です。
「小児は血液脳関門が未発達」なので、「医薬品の成分が脳に“達しやすく”」、「医薬品による“副作用を起こしやすい”」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
このあたりは、頻繁にいじられるので、不安のある人は、テキストを精読しておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:5
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする