本問は、「適正使用」の「副作用情報等の評価及び措置」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、必 要な安全対策が図られる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、必要な 安全対策が図られる。」
…とあります。
意外に盲点となる記述なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、効能・ 効果や用法・用量の一部変更、調査・実験の実施の指示、製造・販売の中止、製品の回収等 の安全対策上必要な措置を講じている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」のところです。
正しくは、「厚生労働大臣」です。
具体的な措置を講じるのですから、行政機関たる厚生労働大臣ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「1997年に厚生省(当時)は、血液製剤によるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染被 害を深く反省し、医薬品、食中毒、感染症、飲料水等に起因する、国民の生命、健康の安全 を脅かす事態に対して、健康被害の発生予防、拡大防止等の対策を迅速に講じていくための 体制を整備した」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「1997年に厚生省(当時)は、血液製剤によるHIV感染被害 を深く反省し、国民の信頼を回復するためには、健康危機管理体制を抜本的に見直すことが必 要であるとの認識に立ち、」
「健康危機管理、すなわち、医薬品、食中毒、感染症、飲料水等に起因 する、国民の生命、健康の安全を脅かす事態に対して、健康被害の発生予防、拡大防止等の対 策を迅速に講じていくための体制を整備した。」
…とあります。
暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、1997年ウンヌンに神経質になる必要はありません。
選択肢dの「厚生労働省の健康危機管理に当たっては、科学的・客観的な評価を行うが、混乱を招かな いよう国民に対しては、情報を公開しないこととしている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「情報を公開しないこととしている」のところです。
正しくは、「国民に対して情報の 速やかな提供と公表を行うことを基本としている」です。
まあ、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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