第13問‐埼玉県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「プラセボ効果」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第13問‐プラセボ効果

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じることをいう。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「薬理作用」のところです。

 正しくは、「薬理作用によらない作用」です。

 ちょっとした「ひっかけ」です。注意してください。

 また、キーワードの「結果的又は偶発的」も、チェックしておきましょう。「穴埋め」問題とかで出ます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)は関与していないと考え られている。」ですが、誤った記述です。

 「自然発生的な変化(自然緩解など)」も、関与していると考えられています。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)だけであり、不都合なもの(副作用)はない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「不都合なもの(副作用)はない」のところです。

 手引きには…、

 「プラセボ効果によってもたらされる反応や変化にも、望ましい もの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある

 …とあります。

 つーか、「不都合なもの(副作用)」がないなら、わざわざ登録販売者で勉強する必要もないですよね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「プラセボ効果は、客観的に測定が可能な変化として現れることはなく、主観的な変化だけが現 れる」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「客観的に測定が可能な変化として現れることはなく、主観的な変化だけが現 れる」のところです。

 手引きには…、

 「プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもある

 …とあります。

 よく出ます。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の本質2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の副作用

 7問:医薬品の使用

 8問:医薬品と食品との相互作用

 9問:小児

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品で対処可能な症状

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 18問:スモン及びスモン訴訟

 19問:ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和5年度 埼玉県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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