本問は、「適正使用」の「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻づまり等の症状の緩和を目的とし て、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていた。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻充血や結膜充血を除去し、鼻づまり等 の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていた。」
…とあります。
こういう記述も出るので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「PPA含有医薬品は、米国では2000年に女性の食欲抑制剤としての使用で、出血性脳 卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、自主的な販売中止が要請された が、日本では食欲抑制剤としての承認がないことなどから、注意喚起は行われなかった。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「注意喚起は行われなかった。」のところです。
手引きには…、
「日本では食欲抑制剤として承認されていないことなどから、同年11月、直ちに販売を中 止する必要はないものとして、心臓病の人や脳出血の既往がある人等は使用しないよう注意 喚起を行っていた。」
…とあります。
注意喚起は、行われています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「2003年8月までに、日本でもPPAが配合された一般用医薬品による副作用症例が複 数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている高血 圧症患者の使用によるものであった。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
テキストを精読しておきましょう。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、神経質になる必要はありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「日本でも副作用症例が複数報告された後、厚生労働省から関係製薬企業等に対してP PAの代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えに つき指示がなされた。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)→プソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)」は、超絶基本論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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