本問は、「適正使用」の「救済制度の給付内容」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありませんが、「ひっかけ」が1つあるので、復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「給付の種類としては、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族 一時金及び葬祭料がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。解説のしようがありません。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「この制度における医療費とは、医薬品の副作用による疾病の治療に要した費用を定額 で補償するものである」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「定額 で補償するもの」のところです。
医療費は、実費補償です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「給付の種類によっては、請求期限が定められており、医療費、医療手当、障害年金、遺 族年金はいずれも一定の期限を過ぎた分については請求できないので、注意する必要が ある。」ですが、誤った記述です。
障害年金・障害児養育年金は、請求期限がありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の救済制度の請求期限は、以下の通りです。
「医療費」は、「費用の支払いが行われたときから5年以内」です。
「医療手当」は、「請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内」です。
「遺族年金」は、「死亡のときから5年以内」です。
「遺族一時金」も、「死亡のときから5年以内」です。
「葬祭料」も、「死亡のときから5年以内」です。
まずもって、数字ですが、ざっくりと「き・ゆ・う・さ・いの5文字で5年」と憶えるといいでしょう。
数字を憶えるだけで、そこそこ点が取れるはずです。
選択肢4の「医療費、医療手当の給付の対象となるのは副作用による疾病が「通院治療を必要とす る程度」の場合である」ですが、誤った記述です。
盲点となる出題です。
間違っているのは、「通院治療を必要とす る程度」のところです。
正しくは、「入院を必要と する程度の医療」です。
「通院」ではなくて、正しくは、「入院」です。
「ひっかけ」の一種なので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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